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2020年1月 7日 (火)

地球温暖化の危機を叫ぶマーシャル共和国は、本当にCO2のせいで水没しそうなのか 水没は地下水のくみ上げと海の汚染でサンゴ死滅のせい

2019年のCOP25は、グレタ・トゥ―ンべりさんの話題がいろいろと語られましたが、一方で地球温暖化の危機が叫ばれるとき必ず話題になるのが、温暖化で潮位が上がり島が水没するという話である。特にミクロネシアの島々に海水が押し寄せ、どんどん浜辺が削られ住宅地が水に沈むという画像が必ず出てきます。何も知らない人には、やはり二酸化炭素の増大による温暖化は防がなければならないと思わせます。それは、氷河がどんどん溶けて後退する画面と、北極のシロクマが可哀そうなどという話とセットで必ず出てきます。(しかし日経新聞では、いろいろな動植物の減少や絶滅がみんな温暖化のせいだと危機をあおっていましたが途中から、パタッと論調が変わったことを私もブログに書きましたが。)

マーシャル諸島共和国は日本に最も近いミクロネシアの国の1つで、はじめはドイツ領であり、第1次大戦後には日本の信託統治国になり、その時代も長かった国です。日本の敗戦後はアメリカが委任統治、そして1978年にはミクロネシア連邦から離脱し、1979年自治政府樹立をしました。5つの島と多くの環礁からなります。その島の形から真珠の首飾りともよ荒れます。日本からはグアム島経由で6時間かかります。

アメリカの統治時代にビキニ環礁やウェトニク環礁で原水爆実験が繰り返されました。ここで福竜丸事件も起きました。そして世界最大のクワジェリン環礁にはいまでもアメリカ軍のミサイル基地があり、そこには1250人のアメリカ人が居住しています。そこでは基地による化学汚染などが心配されています。アメリカの自由連合盟約国となっています。首都マジェロでは隣接した島や環礁を埋め立てて土地を作っています。隣接した国にはミクロネシア連邦、キリバスなどがあります。

マジェロ環礁

Img_0021

マーシャル諸島共和国

面積  180平方キロ (霞ケ浦と同じ広さ)

人口  58413人 (2018年)佐渡島(佐渡市)と同じ人口

     (2014年 53800人)

首都  マジェロ

     (マジェロには2011年 27797人)

      マジェロは9,7km2 (千代田区11km2を少し

      小さくしたぐらい)

民族  ミクロネシア系

言語  マーシャル語 英語

産業  コプラ  漁業 産業は少なく他で稼がざるを得ない

  他国の援助 アメリカの 軍事基地を置く代償としての援助 

        収入の6割を占める

        次いでオーストラリア、日本

    タックスヘイブンにより世界有数の船籍数

    日本は年間11億円 累計165億円の無償援助 

    ほかに技術援助

    仮想通貨の導入は拒否された

大統領 ヒルダ C ハイネ (女性)

    COP25では温暖化対策を熱烈に主張  IPCCでも積極的な支援を行っている

   マーシャル諸島共和国大使館(各国に大使館を置くだけで大変な費用が掛かります)

     港区西新橋3-13-7 3F  

   日本では次々に様々な政治家がおとづれている。2019年8月には河野外務大臣がおとづれています。

   小泉環境大臣にも早速、援助の訴えをしています  

 

マーシャル諸島は平均海抜2m、もっとも高いところでも6mしかない

 

2018年11月にキャシー・ジェトニル=キジナーの講演 六本木ヒルズで

 世界の気温が2℃に上昇するまでに(今まで100年で1℃上昇)あと12年(?)で故郷は水没する、と訴えた。

IPCCは、今世紀末までに最大82cm海水面が上昇すると予測しています。

CO2の濃度(赤線)はどんどん上がっているにも関わらず気温(青線)は上がったり、下がったりしている。すなわちCO2の濃度は直接的には気温と関連していないことが分かる。下図

Img_0025

マーシャル諸島の人口増加と人口集中

 1940年 戦前 1050人 (日本人の帰還後)

       戦後  2万人

       現在  約6万人

首都マジェロへの急激な人口集中による諸問題 

 水の要求が増大 地下水のくみ上げ増加  地下にある淡水レンズ層の縮小、塩水化 -地盤沈下がひどい

 都市化による、ごみの増大 海の汚染 サンゴの白化現象 サンゴの死滅 ラグーンで魚が取れなくなった。

 サンゴを砕いてコンクリートにしたりしている 普通サンゴの成長で島の沈下が食い止められる

 (大阪や東京でも地下水の大幅なくみ上げで、地盤沈下が激しい時期があった。地下水のくみ上げを規制するようになったら

    地盤沈下が無くなった)

ミクロネシアの地図

200110_095102

上の地図の左側面に続きます。

200110_095101

 

参 考        面積       人口

 バヌアツ    1,2万Km2   27万人

     ◎フランス領ニューカレドニアに隣接、メラネシア系

  住民が多数 コプラ、畜産、観光業。半分は火山島

  残りはサンゴ礁からなる。2010年から中国から

  多額の援助を受ける。

 ミクロネシア連邦 702km2   10万人

  ◎ ここは780mの山があるような島で、直接水没の

  心配がない。ゴミや温暖化の問題は関心が薄い。アメリカ

  の援助は2023年で終了。政治家は世界からの援助を

  どう受けるかに関心。世界1、肥満の多い国である。

   パラオ      459km2   22万人

    ◎日本に近く、委任統治国だった。親日の人が多い。平成天皇

  の訪問。アメリカの統治ごアメリカの援助多い。日本も援助国に

  中国とは国交がない。

 ツバル      26km2    1,1万人

      ◎”温暖化で沈む島””と検索すると一番多く出てきます

        2018年2月10日の記事で「沈みゆく島国ツバル、

  実は拡大していた」というのが写真付きであります。

        ツバルを伊豆7島と比較すると広さは新島(23,17km2)

  より少し大きく、八丈島、(8363人)より少し多い国です

 キリバス    726Km2   11万人

      ◎1月10日の毎日新聞で、習氏、キリバス首脳を称賛

   台湾との断交賞賛 中国をおとずれているマーマウ大統領

   を厚遇している。

 トンガ     747Km2   11万人

      ◎トンガ王国 ポリネシア系 体が非常に大きくがっしり

   らげびーなどが盛ん 日本とのつながりも大きい

 ナウル      21km2   1,1万人

 

◎水没を叫ぶ国

ツバルやキリバスは90年代から水没の危機を訴えています。インド洋の島モルディヴも同様に水没の危機を叫んでいます。

キリバスでは水位が、いままで毎年数ミリづつ上昇し、2055年までに30cm上昇すると主張している。これもマーシャル諸島のように海面の上昇ではなく地面の沈下現象ではないかと思われます。

日本では今までの100年間でほとんど水位が上昇していません。国によって水位の上昇が違うということは本来ありえず、水位上昇でなく地盤沈下によって生じて居るのは明らかです。ところがIPCCの意向に沿った論文によれば2100年までに世界の水位が1m上昇するというのである。日本の気象台で日本でいままでの100年で今が最大で4センチの上昇といっているのに、全くとんでもない話である。

 

気象庁発表による日本の海水面の変化

200107_145001-2

 日本における1901年から2020年で海水面の上昇は上がったり下がったりしています。原因は海水温の変化です。1980年ごろから上昇傾向ですが最大40mmです。それほどの上昇がみられません。しかし、将来予測では気象庁はIPCCの予測をそのまま利用しています。IPCCは温暖化で海水面が今後急激に上がると予測しています。

◎今後、地盤沈下でなく、本当にIPCCの言うように海水面が上昇するのか。地盤沈下ではなく本当の海水面上昇か否かをきちんと調べなければならない。

◎2020年1月11日に「水没の危機を叫ぶ国」をBing検索で検索したところ、「こういちの人間学ブログ」として、筆者のブログが1番で出てきました。Nifty検索では1ページ目の6番目で出てきました。

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地球温暖化論批判」カテゴリの記事

コメント

イチロウ様

コメントありがとうございます。

縄文時代には気候が温暖で青森や北海道も快適な気温であったようですね。関東地方ではかなり奥地まで海でした。大阪でもずいぶん奥まで海だったでたようすね。南方の人には少し暑いようですが住みやすい範囲は広かったように感じます。

ロシアのプーチン大統領にとっては温暖化してシベリアにも作物ができればとても良いことだと言っています。

温暖化していくと脅かすような悪いことしか言いませんがその時代は過ごしやすい時代のようです。
寒冷化して作物ができなくなり北方の民族が南に侵入してきました。

今後の100年で海水面が1mも上がって灼熱地獄に…なんて脅かすのは全く詐欺ですね。

こういち 様

海水面の上昇を言われる方々にとっては、少々、耳の痛くなるようなお話があります。

数十年前のお話ですが、東大阪市の下水道(幹線なので相当地中深い「流域下水道幹線」です)の地下からクジラの骨が出て来まして、その調査のために工事がストップしたことがあります。 そうなのです。 大阪市の上町台地等を除き、他の大阪市近辺の市町村が存在する地域は、古代には海だったのです。 また、生駒山系の麓には貝塚があります。 生駒山系の麓までが海だったのです。 

これ等の事実からは、古代から見ますと、海水面が下降している訳です。 もっとも、日本列島は、プレートの移動がありますので、そう簡単に海水面が下降している、或いは、上昇している、等とは言えないでしょうが。 

同様に島嶼国の海水面が上昇している等と言っても、科学的に調査しないと正確には判断出来ません。 そもそも、何故、島嶼国のみ海水面が上昇している等と言うのでしょうね。 米国ではどうなのでしょうか。 ニューヨークの女神の像が水没する等と言う恐れでもあるのでしょうか? アイスランドの沿岸でも同様に水位が上がっているのでしょうか? 

例えば、日本の淡路島の沿岸部では、数年前にバス旅行で訪れました折に、数十年以前に亡父母と旅行した沿岸を見ました経験からでは水位が上昇したように思えませんでしたし、淡路島にお住まいの方々からは、そのようなお話を聞くこともありませんでした。 知人と話した折には、海水面が上昇する処としない処があるのかもね、とお互いに笑いました。

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