近況108 4月23日、新コロナ騒ぎ以後での医療と介護を受ける生活の大幅な変化 29日、感染症に関する本を買う。追記、日本政府の対応の誤り。
近況について
2020年2月14日の「こういちの人間学ブログ」に、「新型コロナウイルス蔓延 2月10日より状況の日時変化を追う いよいよ新段階へ~」を書き、世界的な感染を見ている新型コロナウイルスによる世界および、日本の感染者数などの推移を書いてきました。これは現在も追記しながら続けております。世の中全体が自粛、自粛の嵐の中で筆者自身の生活もだいぶ変わってきました。そのあたりの変化を書いてみることにしました。
4月16日から安倍首相は緊急事態宣言を出し、5月の連休までのあいだ、人々の濃厚接触を避けるために、8割の諸活動を控えるようにと要請しました。新宿駅などは8割ほどに減少していますが、戸越銀座商店街などはかえって人出が増えているそうです。いろいろな活動を控える中で中小企業、特に飲食店などは深刻な打撃を受け、倒産も出ています。この自粛がさらに続くと更なる倒産、閉店が進みそうです。各観光地も「来ないで」という異例のお知らせを出す有様です。
1、このような状況の中でブログ筆者の状況についても報告してみたいと思います。
筆者は妻と2人で借家のマンション暮らしです。年金収入と前住んでいたところを韓国のお店に賃貸する不動産収入があります。お店の方からは賃料を大幅に下げてくれないかとの要請が来ています。緊急事態による自粛要請は5月6日までですが、どうも、(それで収束する見通しは立っていません。どうも延長されるようです。)
筆者の個人的な生活の変化について書いてみます。
6年前ほどに旅先で、脳出血を起こし、それ以後右半身にマヒが残り、歩行は日常的にはしておらず、車いす生活です。2級の身体障碍者で要介護3となっています。毎日は医師の往診、リハビリや介護を受けるのを中心とするが日常となっております。内科の医師の往診が月2回、歯科医の往診が月1回、皮膚科に行くのが月1回、理学療法士のリハビリが週1回、これは以前は週2回でしたが、通所デイサービスを受けるようになり週1回に変わりました。デイサービスは週1回午前中3時間ほどで運動を中心とするものです。そのほかに入浴介護を週2回、受けています。マッサージも週1回受けていました。このほかに月1回、介護士さんと一緒に外に出掛けるのが、前は月に2回、現在は1回、看護師さんの訪問と、ケアマネージャーの訪問があります。これらをカレンダーに書き込んでおきます。土日を抜くとなんかしらが毎日あることになります。
介護生活以外では 人間学研究所の活動があります。筆者は人間学の推進をライフワークとして学生時代から人間学の研究会を始め、家業の東京ガスの委託店を経営しながら、人間学の研究の傍ら財政的な支援、事務局の活動などを続けてまいりました。脳出血以後一時、事務局を他の方にお願いしましたが、2年前に事務局長に復帰しました。しかし、人間学研究所としていた部屋を撤収したため1万冊集めた書物は大部分を処分し今は 自宅の書庫は2500冊ほどになってしまいました。毎月の例会はいままでマンションの集会室で行われました。しかし今度の新コロナ騒ぎで、3月例会、4月例会は中止になりました。5月も中止で、再開の見通しは立っていません。
最近の介護の状況〔4月30日現在)
内科の医師の往診 月2回 従来通り
歯科医の往診 往診は中止 従来は月1回
皮膚科 訪問中止 従来は月1回、薬は往診の内科医から
デイサービス モミの木園 週1回 4月15日から中止 まだ始めてから1月と少し
理学療法士 週1回 3月までは週2回でしたが デイサービス行くようになり週1回に
入浴介護 週2回
マッサージ 現在は自粛で中止
看護士訪問 月1回
ケアマネージャー 月1回
月1回の外出介護 月1回 従来は月2回 3月は中止、4月も中止
―太字は変更なしのもの、細字は減少や停止のもの 長期化すると運動量がだいぶ減ってしまいます。
◎ 個人での外出状況
従来は電動車いすで、天気の良い日は少し遠方でも1人で出かけました、現在の家は新大久保駅と高田馬場駅でのやや新大久保駅よりです。
北は池袋駅の近く、南は新宿御苑へ行き帰りして、新宿御苑内部も回るくらい、花見で神田川の文京区の椿山荘あたりまで行っています。
電動車いすで、街の様子を見に新大久保駅周辺と高田馬場駅周辺へ行く程度です。今までは近くのスーパーやコンビニ、書店には買い物に行っていましたが最近はそれもあまり行かなくなりました。
2、4月29日(水)昭和の日、感染症関係の本が多く売られていました。
素晴らしい好天で、久しぶりに外出をしました。高田馬場の芳林堂と、スーパーのマルエツです。
芳林堂はかなり混んでいました。コロナ対策は色々配慮されていました。感染症関係の本がたくさん目につきました。たくさんある中で、今回は、
『感染症対人類の世界史』池上昭。増田ユリア、ポプラ新書、860円税別、2020年4月28日刊と
『東洋経済 5,2-9合併号、コロナ医療崩壊』730円 税込みを買いました。
芳林堂のあるビルは,1階にドン・キホーテが入っています。今まで1,2回しか行ったことがありませんが前と同じような混みようです。
芳林堂の新書売り場の一番目立つところ。一番手前の、目立つところに、『人類と病』、と『感染症』が並んでいました。
『人類と病』中公新書 詫摩佳代 2020年4月21日
『感染症ー広がりと防ぎ方』中公新書 井上 栄 2020年4月18日
買ってきた本は
『感染症対人類の世界史』感染症との戦い方は歴史から学べ デマや差別に人類はどう対応してきたか
『東洋経済 特集コロナ医療崩壊』 5月2日から9日号
リーマンショック越え確実 始まったコロナ切り
特集ーコロナ医療崩壊
第1章 震える日本 医療現場の絶体絶命
なぜPCR検査を受けられないのか 現場疲弊させる「検査難民」
日本は人口当たりの医師数は少ない、ICU病床数が少ない
日本の竹槍戦術はもう限界
戦いの長期化を覚悟すべき理由
対策に限界ついに休業も 保育と介護
新型コロナウイルス Q&A
感染拡大の行方を予測する
第2章 試される世界 コロナの戦いは続く
アメリカ黒人の高い死亡率 死者4万人 初動遅れに批判
アメリカ マスクが全然足りない
イギリス首相も感染の非常事態 見えぬ収束 負担増す市民
危機終息前の経済対策は無駄、ワクチン開発に投資すべきだ ジャック‣アタリ
中国 危機はいまだ去らず
公明党「10万円」給付を安倍首相が受け入れた理由 佐藤優
・・・
この本の60ページからは「ブックガイド26冊」として『人と病』疫病と人との歴史を腰を据えて学ぶ
としていろいろな本が紹介されています。人間学研究所にはいろいろな書物がありましたが、7500冊を処分した時にほとんどなくなってしまいました。
追 記 イチロウさんから貴重なコメントを頂きました。ありがとうございました。
『ちきゅう座』熊王信之氏の欄には大変参考になるお話がたくさん引用されています。
ぜひお読みください、
「ちきゅう座」熊王信之氏のお名前で、次のような文章を書かれています。
「新型コロナウイルス感染症パンデミックに見る末路の安倍政権下の日本」
2020年4月4日
「大本営参謀と政権の高官と」
2020年4月26日
5月5日追記 「日本政府の対応の誤り」
4日に政府は緊急事態延長を決定しました。
毎日新聞1面には、編集編成局長の砂間裕之氏の、「医療に安全保障の視点を」が載りました。
台湾、韓国、ドイツとの違い 日本政府は何処で対応を間違ったのだろう。
後発医薬品の63,1%が海外原料を使用。アビガンも中国原料に依存。必要な物資を海外に頼る不安定さは、マスクや医療用防護服などの品薄状況を見ればわかる。~医薬品以上に深刻なのは保健所の機能不全である。30年前に比べ半数近く減った。国立感染症研究所も人や予算が削られている。集中治療室や医療従事者が欧米各国に比べて少なく、医療現場の頑張りに頼るしかない実態である。医療先進国とは思えない。感染症は「国家安全保障戦略」の課題の一つとしていても、後手後手の対応から危機管理の意識は全く感じられなかった。
◎安倍内閣は防衛予算や大企業向けの対策には大盤振る舞いをしながら、感染症対策や医療体制などにお金をかけていません。また今度の新コロナ問題でも一番打撃を受けるのは中小企業やそこの労働者などです。
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