少年時代にみた、火の玉の推測 唯一の経験でした 最近 はっと気が付きました ロッテの工場の高電圧のせいかも
わたしは小学生5,6年生のころ、道端で火の球を見ました。電柱の下の方から上にかけて10数センチほどの小さな火の玉のようなものがふわふわと上がっていきふっと消えました。大久保通りから新大久保駅に近い、盛好堂書店から入った道です。その道は左側がロッテの工場がずっとつづき、突き当たりは戸山小学校です。時間は夕方で暗い時間帯でした。現在79歳の私にとっては何と67年前ほどということになります。そのようなものは生涯で一度きりで強い印象がありました。
下の地図で、山手線の新大久保駅と戸山小学校の位置がわかります。新大久保駅から2本目と3本目の道の間が、ロッテの工場でした。工場の両側の道からはかすかに甘い香りが漂ってきます。今は住宅展示場に変わっています。
下図 これはさらに拡大した地図で、火の玉を見たのは、ちょうど住友林業ハウジングステージ新宿展示場というあたりです。少し左下に、ロッテと書いてありますが、以前は長い間大きなロッテの工場でした。戸山小学校にぶつかる道が小学校の通学路でした。大久保通りからの入口には盛好堂書店が今でも頑張ってお店をやっています。
わたしは怪奇現象や超常現象というものを信じませんでした。ただ興味は持っていて、いろいろな超常現象に関する本などを買っていました。1991年に、ジャパンスケティクスという、超自然現象(超常現象)を科学的に考えるという学会に、それができた年に入りました。初代会長は壽岳氏で、2代目の会長は安斎育郎氏でした。安斎会長は東大の手品の会の会長だったそうで、学会の総会の後で手品の実演を見せてもらい、手品セットも買いました。それでわたしも何回か手品の実演をやってみせました。スプーン曲げはいろいろの方法いえませんnがあります。てこの原理を利用して曲げるもの、スプーンにやすりで細かい筋を入れておき、銀色のエナメル塗料で隙間を埋めておく方法など・・。手を使わないでモノを動かすには、ナイロンの靴下の繊維を使うこと。細い線は目には見えませんーなどなど。
超常現象を否定するのは大槻義彦氏が有名です。早稲田大学の理工学部教授でよくテレビに出ていました。最近はあまり見ません。いろいろな超能力を自称するもの、人を否定するのでテレビで有名です。
大槻氏は火の玉はプラズマであると電子レンジなどで火の玉を作って見せました。その反面、原子力発電を支持したり、時々おかしなことを言うので、私が、ジャパンスケプティクスという学会にいた時には、理事候補に反対票を投じました。
「ひのたま」でネットを検索すると、最初に「人魂」というのが出てきます。それから、隕石の大きなもの火球という説明があって、3番目にプラズマ説が出てきます。
いろいろな怪奇現象と火の玉
ごく最近、そういえば、私の見た火の玉のあり得る原因について気が付きました。
ロッテの工場です。ロッテの工場では高電圧の施設があるのではないか。もしそうすれば火の玉が発生する可能性があるのではないか。
先に述べた早稲田大学の大槻教授はむかしよく超能力というものをいろいろと種明かしをしていました。もし本当に超能力というものがあるなら、早稲田の教授を辞職するという紙を持って歩いているそうです。大槻教授は火の玉の原因はプラズマで電子レンジの中でも人工的にできると学術的に証明しました。
今になってどうもあの火の玉はそういう原因があったのかと気が付きました。
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