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2023年9月

2023年9月24日 (日)

『第五倫伝-後漢初期の人間学』  全文を掲載しました。追記 『光武帝』、『光武大帝伝』が発売されました。   

 『第五倫伝-後漢初期の人間学』 王 伯人(佐竹幸一)

2023年9月24日 さらに更新してあげなおしました。

 2022年2月13日 さらに更新してあげなおしました。

 2020年4月3日に書名を変えて、あげ直しました。

「こういちの人間学ブログ」では、はじめ文章の容量が大きくて、全部をダウンロードできませんでした。それでカテゴリー「第五倫伝」の名前で、文章の一部を載せてきました。

たまたま、2020年4月1日に改めて試してみましたら、今回は全部の文章をダウンロードできました。今までかなりの労力を注いで書いたものですので、そのまま埋もれさせてしまうのは残念なので、無料の本というか形で興味のある方には読んでいただけたらと思います。つたない文章ですが読んでいただければ幸いです。4月1日に書いた書名を3日に書き直しました。

王 伯人のペンネームは、尊敬する,後漢の哲学者、王 充の名前に由来します。王 充のあだ名は王 仲任です。そしてこの小説の主人公、第五倫の字が伯魚なのに由来します。はじめ王充の字を伯魚と書いてしまいました。すみません。

これから追記していきます。

 

 ダウンロード のところをクリックすると、開きます。無料です。

『第五倫伝ー後漢初期の人間学』

 

ダウンロード - e7acace4ba94e580abe4bc9de38080e5be8ce6bca2e5889de69c9fe381aee4babae99693e5ad委a6.docx

 

『光武帝』「漢委奴国王」印を授けた漢王朝の復興者 という本が出されました。追記

 著者 小嶋茂稔 山川出版社 880円(税込み)2023年7月20日

  世界史リブレット 人13

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◎ この小説は後漢の建武2年(西暦26年)から、永初2年(西暦108年)の82年の間、正史に、「人相食む」という記述の無い時代を中心に書きました。題だけを見ると恐ろしい内容を書いているように見えますがそうではありません。さて、正史が書かれた時代は司馬遷の史記から清の清史までの正史、二十四史が書かれたましたが、その間2100年間に124回も「人相食む」の記述がありました。それは平均するとなんと17年間に1回も起きたことになるのです。しかし後漢初期の八十二年間という長い間、人が人を食べることがない時代があって、それがなぜなのかを書いてみたのです。その中には光武帝から明帝にいたる4代におよぶ皇帝の善政、そして第五倫や王充などの政治家や哲学者の活躍がありました。彼らの奮闘により実現された善政の姿を書いてみました。しかしこの時代は三国志の時代や前漢の「項羽と劉邦」の時代に比べ、地味であまり注目されてこなかったのです。この小説では書いているうちに内容がどんどん膨れ上がってしまいました。そのために登場人物があまりに多いため混乱されるかもしれません。この小説に筆者の人間学で学んだことをあまりにも多く書き込んでしまいました。そのために順に読まず、面白そうなところを抜いてそこだけ読んでいただいてもいいと思います。

 全文p360 A4判

◎ はじめは、後漢の唯物論哲学者,王充の小説を書こうとして、王充の生地である紹興のとなりの上虞を訪ね、王充の墓に行ったりもしました。王充やその時代について書かれた資料も少なく、後漢書もまだ和訳されたものはありませんでした。それで中国語を習い、中国版の後漢書を買い、、小説に必要なところについては自分で訳していきました。



 

 そのうちに王充よりも第五倫に関心が向き、第五倫中心に小説を書いていきました。「後漢書」も相次いで岩波書店版〔2001年9月、全10冊、)と汲古書院版「全譯 後漢書」(全19冊)2つの出版社で訳されたものが順次出版され始めました。早速必要なところを購入しました。次第に私の小説の内容も膨れ上がり量が多くなってきました。2004年、途中で、自費出版の試みもありました。文芸社と新風舎で見積もりをしてもらいましたが、自費出版の見積もり金額は数百万でした。途中から急に見積金額を下げてきた新風舎はすぐに倒産しました。結局自費出版の話は取りやめとなりました。

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◎このファイルは元の題の名前のままになっています。

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平成18年のものです。

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若いときの第五倫の肖像画

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高齢となった第五倫の肖像画

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目  次

はじめに

第1章   第五倫 家族を守る

第2章   第五倫、郡の役人

第3章   第五倫、塩商人となる 

第4章   長安市の市場の監督 不遇と大志

第5章   光武帝 劉秀

第6章   第五倫、下積み生活と家族

第7章   第五倫、光武帝と会う

第8章   会稽郡太守

第9章   謝夷吾と鄭弘と王充

第10章  牛祭り

第11章  第五倫危うし

第12章  明帝即位

第13章  第五倫 蜀郡太守となる

第14章  章帝即位

第15章  会稽政権と王充

第16章  竇憲と和帝

第17章  第五倫死す

第18章  章帝の死と和帝即位

あとがき

資料

追 記 称好軒梅庵さんの「光武大帝伝」が出版されました。

◎ 中国の新の時代から、後漢の初めの小説は、『三国志』の時代の本があまりに多いのに比べ、極めて少なかったのです。これは後漢書の邦訳がかなり遅かったせいでもあります。

Twitterの通知欄で、称好軒梅庵さんの名前でコメントとともに光武大帝伝」という本の紹介がなされていました。しかしすぐに本を購入しませんでしたが、昨日6月27日に本が届きました。なかなか面白い本です。改めてブログを書いて皆さんご紹介します。

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著者 称好軒 梅庵

宙(おおぞら)出版 2020年3月21日 1200円+税

2023年9月16日 (土)

100歳以上の長寿者、最多9,2万人、53年連続増女性9割。妻のお母さんも今年99歳。

 厚生労働省は9月15日(金)全国の100歳以上の高齢者が9万2139人にのぼり、53年連続で過去最多を更新したと発表しました。

昨年より1613人多く、女性が8万1589人と全体の9割近くを占めました。

100歳以上の高齢者は統計を取り始めた1963年には153人でしたが81年に1000人、08年に1万人を突破し2012年には5万人を超えました。

人口10万人当たりの100歳以上の割合は73,74人。島根県が155,17人、11年連続で最多。最少は埼玉で44,79人。

 国内最高齢は女性が116歳の巽フサさん(大阪府柏原市)男性は111歳の薗部儀三郎さん(千葉県館山市)。

今年度100歳を超える人は4万7107人。

◎2023年12月12日 国内最高齢の巽フサさんが死去、116歳・

 

前回の記事では2022年9月17日 100歳以上は9万人 巽フサさんが昨年に続き、115歳で最高。今までの最高は田中カネさん119歳です。

 

ブログ筆者の妻の、母親が今年満99歳となりました。来年には100歳以上の仲間入りをします。

2023年9月11日 (月)

工作者の本のご紹介 『ルネサンスのエロスと魔術』 ルネサンス時代の魔術の位置づけ

『ルネサンスのエロスと魔術』

  1984年にヨアン・ペテル・クリアーノにより、書かれました。、(1991年に桂 芳樹訳)

  工作舎(この時は渋谷区松濤2-21-3発行)本体4800円 発行日 1991年11月30日 

  本書は500ページ

  クリアーノは1950年、ルーマニア生まれ、大学卒業後イタリアに亡命。1975年シカゴ大学に 

  エリアーデに師事。

      研究分野  オカルト・エロス・呪術・精神・歴史などについて

  シカゴ大学教授 多方面で活躍。1991年シカゴ大学構内で何者かに暗殺されました。

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  本文 338ページ、捕遺 404ページ 注453ページ 解題 475ページ 参考文献、人名索引 500ページ

 

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 近代合理主義によつて葬られたに見える魔術。しかしフィッチ―ノ、ブルーノが活躍したルネサンス期は、魔術こそが現実を変え得るパワーを持っていた! 古代ギリシャ哲学、霊魂二原論、気息, ヘルメス思想、グノーシス主義、占星術などに脈打つ「想像的なるもの」をち密に検証し、ルネサンスの魔術的精神が、現代の心理学、広告宣伝など、マスコミの大衆操作にまで及んでいることを示唆し、古代から現代への壮大な精神潮流に光を当てる意欲作。(表紙カバーより)

1 章 想像力の歴史

 ルネサンスの想像力の持つあらゆる方法の見本市の外観を呈するからである。

 曰く、エロス、記憶術、理論的魔術、錬金術、実践魔術。p30

 

第2、3図 p79

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第4図 「男根を屹立させた牧羊神」 p81

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 第6図 人間=小世界 ロバート フラッド 『両宇宙誌』

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表紙の帯封から

魔術的精神の封印を解く ジョルダート・ブルーノの魔術の技法を現代の心理学の先駆であると認めたのは、正鵠を得ているというべきである。

ミルチェ・エリアーデの「序跋」より

 この著作の斬新さと独創性の1つとしてジョルダーノ・ブルーノの『普遍の連鎖』をマキャベリの『君主論』に対比していることにも言及してみたい。フィチーノがエロスを魔術と同一視したとすれば、ジョルダーノ、ブルーノはエロス的魔術を徹底的に追及しているのである。あらゆるものは想像力によって操作しうる。すなわち想像力とは、人が何らかの主体、あるいは集合体に対し喚起しうるエロス的根源ならびにエロス的性質の幻想である。ただしこれには操作者が魔術の力を借りて、自分自身の幻想に対する免疫を持つことが必要である。本書の著者が『普遍の連鎖』に開陳された技法を現代の応用心理社会学の直接の先輩であると認めたのは、正鵠を得ているというべきであろう。(裏表紙のカバーより)

 

『ルネサンスのエロスと魔術』

 

序跋  ミルチャ・エリアーデ  1982年2月

序論

  われわれ現代人の世界観、人間観とルネサンス人との間には深い断絶があるといまだに一般に信じられている。~

われわれ現代人が魔術について抱いている想念というものは、はなはだ奇妙である。われわれは魔術を単に、原始的、非科学的自然観から生じる愚劣な秘儀や方法の集積にすぎないとみなしがちである。~魔術は方法は異なるが、同じ目的を達成することを期するという現代の科学技術と共通点を持つのである。すなわち、遠隔通信、高速輸送,天体間旅行などは魔術師にとっては常識的な「出しもの」だったのである。~、今日の心理学、社会科学はすべて直接に魔術に由来するのである。

 筆者がこれから論ずる魔術は想像的なるもの〈イマジネール)の学である。その発展の極に達したジョルダーノ・ブルーノの作品では、魔術は個人的・集団的性衝動への深い認識に基づいた個人・集団操作の方法であった。われわれはそこに心理分析の遥かなる始祖を見るだけでなく、まず何よりも応用心理社会学、大衆心理学の起源を見るのである。

第1部  想像の働き

 第1章  想像力の歴史

                内的感覚について

      十二世紀に対する評価の変遷

      霊魂の車駕と前世の体験

 第2章  経験心理学とエロスの深層心理

      フィッチ―ノの経験心理学とその源泉

      記憶術

      幻想的エロスと欲望の癒し

      幻想の癒し

      フィッチーノの深層心理学

      霊魂の下降

      憂鬱症とサティルヌス

 

     1,フィッチ―ノの経験心理学とその源泉 より

           フィッチ―ノの占星術と心理学の中心概念は

                   「たましい」である。

                    かれは『プラトン神学』で「霊魂は完全に純粋

                    なもので遠い存在である. 

       個体の地上的物体と「気息」と呼ばれる光粒子

                    によって結合される。

                    霊魂は自分と同類である.この輝ける気息体に

                    容易に侵入し、まずその中全体に伝播し、

                    次いでそれを仲介として全身に広がり、そして

                    肉体と生命と運動をもたらし、生気を与えるの

                    である。(p61)

 第3章  危険な関係

       ピコ・デッラ・ミランドラーフィッチ―ノの後継者   

       エロスの曖昧な神々

      ジョルダーノ・ブルーノー幻想的過去を持つ男

      ◎魔術の発展のきわみは、ブルーノにある。

                      現代の応用社会心理学、大衆心理学の起源を

                    なすものを打ち立てた。

       ロンドンにおける騒動

       記憶術的な幻想

       エロスの曖昧さ

       ブルーノの教説の核心

       アクタイオン

       ディアナ

       九人の盲人の寓話

       妖女キルケ―

第2部  大いなる操作者

 第4章  エロスと魔術

       本質の一致

       大衆と個人の操作

       連鎖の要

       精の射出と係留

       普遍的社会心理学としての魔術

                       ブルーノのエロス的魔術は、正統的でないものの、

        エロスと魔術の間の実体と操作における同一性が

                      どのような極端な結果にまで達するものであるかを、

        われわれにつぶさに見せてくれる。

          ◎ フィッチ-ノは、愛(エロス)=魔術という公式

                     の父である。

       この関係は容易に相互転換できる。

                    ~愛とは確かに魔術師である。

           魔術の力は全て愛に基づいている。すぐれた魔術師は、

       精神分析家にして、預言者である。

           魔術は想像的なるものの学である。

 第5章  気息魔術

       魔術の零度

       魔術の「零度」はエロスである。エロスこそ、個体間の

       規則的相互作用の法則によって機能する

       性愛的魔術の構造-主体的魔術の1形式ーを生み

                     出すのである。

       宗教もまた、預言者が個人の集団に対し施す集団催眠の

       現象である。

       主体魔術と対他魔術

       事物の共謀

       放射の理論

       気息魔術

         気息魔術の先駆者はフィッチ―ノである。『天空より導かれし生』1489 第5本質―宇宙の本質 神霊の媒介による操作

                    ◎気息とは アリストテレスの書によるとされる。(偽書であるとされる。)代謝行動による、呼吸、脈動、食物同化などの働

        をいう。

        

 第6章  主体間魔術

       主体内魔術

       主体間魔術

 第7章  神霊魔術

       神霊学の若干の概念

       神霊とエロス

       魔女と悪魔付き

       フィッチ―ノからジョルダーノ・ブルーノに至る神霊魔術 p247

         現代の学者は、魔術は2種類しかないものと信じている。フィッチーノの拓いた「気息」魔術あるいは「自然魔術」、それと

         トリテミウスの育てた「神霊魔術」である。もう一つは~デ・ラポルタの自然魔術であるが、これは猟奇的現象や民間療法

         の集成であってまったく非「気息的」である。トリテミウスの魔術も惑星の霊の仲介によって行われるものであるが、これ

         も気息的ではない点では同じである。

第3部  宴のあと 

 第8章  1484年

       翅(つばさ)なき蠅

       1484年は何故恐るべき年か?

 第9章  想像に対する検閲

       想像的なるものの廃棄

       歴史の逆説

       「ロバ」論争

       ジョルダーノ・ブルーノの術策

       宗教改革の一元性

       世界像の修正

 第10章 ファウスト博士

       ルネサンスの寛容さ

       地獄はもっと暑いだろう

       〈 )滅的な道徳主義

       最終的結末

 

  4、最終的結末 P336-338

   現代の西洋文明は全て宗教改革の産物である。それは宗教的内容を失いながら、依然としてその因習と祭儀は持続しているのである。 理論的次元では、想像的なものに対する隅々まで浸透する検閲は、現代の精密化学と技術の出現を呼び起こした。実践的次元では現代の各種の体制を現出させた。心理的次元では、現代のあらゆる慢性的神経症を招いた。これは、宗教改革文化の徹底的な一面的な思考と「想像的なもの」の原理的拒否の結果である。

 ~ 西欧文明が、宗教改革とそれに続く一連の政治的事件が切り拓いた路線をたどっているという事実の明らかな証拠なのである。現代の西欧は、ニーチェが予見したように―宗教改革の必然的結果という性格を帯びつつあるのである。しかしながらそれはまた、16,17世紀において決定的に発展方向が固定されたものの最終的結末ではないのだろうか? 

 ~あたらしいルネサンス、世界の再生がわれわれ現代社会のあらゆる神経症、あらゆる葛藤、われわれのあいだに存在するあらゆる差別を克服するであろうというような楽天的に過ぎる希望をあからさまにする表明することはあえてしない。このようなルネサンスが生ま出るためには、ふたたび人間の想像力に深甚な変化をもたらし、他の方策、他の目標を示す形で、新しい宗教改革が起こらねばならない。唯一の問題は、そのような価値転換を見た暁に、それが人々に恵みと幸福のしるしをもたらすか否かということである。

 究極的に重要なことは、そのような突然変異が望ましいものである限り、新しい「翅なき蠅」が生命を損なわれることなくはい出ることができるような環境をこのような変化が提供することである。  -本文おわり)

  

捕遺    339

注     405

人名索引  500

 

補遺7 p375 妖術の実態

参考

 

◎著名なルネサンス期の哲学者や魔術師

 

マルシリオ・フィッチ―ノ  1433-1499

  参考書 「ルネッサンスの魔術思想」フィチィーノからカンパネッラヘ 1993年

  ルネッサンス初期の代表的な魔術師 メディチ家コジモとの関係が深い

  気息魔術   ヘルメス文書を解読する

ヨハンネス・トリテミウス   1462年―1516年

  ドイツの修道院  神霊魔術  魔女の妖術は非難するが、自分も降霊術を行う。陰秘学に影響

  「ステカノグラフィア」1606年出版 暗号法について

デ・ラ・ポルタ     1535-1615年

  ナポリ生まれの自然哲学者 「人間の人相について 全6巻」

  参考書 「自然魔術 人体編」青土社  自然魔術

ジョルダーノ・ブルーノ   1548-1600

  イタリアの哲学者にして修道士 最高の魔術研究者

  コペルニクスの地動説を擁護し。汎神論

  1600年火刑に処せられる。1603年禁書目録にのる。

  20世紀に取り消しになるまで。

  参考書 『 J,ブルーノとヘルメス教の伝統』 フィンセス イエイツ

    工作舎 10000円

トマソ・カンパネッラ    1568-1639

  聖職者にして哲学者 太陽の都

 

◎ルネッサンスとは約300年間

  1300 頃から ダンテの『神曲』

  1480頃から メディチ家の支配

  1486年 『魔女の槌』魔女裁判

  1500年ころラファエロ、ダヴィンチ、ミケランジェロ、  

  1530年 コペルニクスの地動説

  1564-1642  ガリレオ

 

参考書  (佐竹の蔵書のみ)

魔術の書(A History of Magic) 

   2021年6月25日 編者 DK社 3800円 グラフィック社

"A Pictprial History of Magic and the supernatural"

       1961 1964 1972  Spring Books

魔法事典  山北 篤監修  1998年9月19日

   新紀元社     2500円

自然魔術 人体編 G,デッラ ポルタ 1996年3月

   青土社      2400円

オカルトの事典  フレッド・ゲティングス 1993年3月25日

   青土社      3200円

魔術の歴史   J、B、ラッセル  1987年8月28日

   筑摩書房     2400円

悪魔の辞典   ビアス 西川正身編訳  1983年5月16日

   岩波書店     1500円

悪魔学入門  J,チャールズ・ウオール 松本晴子訳 1986年5月10日

   北宋社      1300円

怪物     吉田敦彦他4名     1991年1月16日

   河出書房新社   2800円

悪魔の事典   フレッド・ゲティングス 大瀧啓裕訳

   青土社      3200円

2023年9月 5日 (火)

工作舎の本のご紹介2 『巡礼としての絵画』メディチ宮のマギ礼拝堂とゴッツォリの語りの技法

『巡礼としての絵画』はメディチ宮のマギ礼拝堂に描かれたベノッツオ・ゴッツォリの壁画の紹介の本です。

著者 前川久美子 4800円+税 2009年9月20日 工作舎刊

前川久美子氏は獨協大学外国語学教授 西洋美術史

 本文 229ページ 注 283ぺーじまで(絵画の説明) 全文 315ページ

 

フィレンツェ、パラツォ・メディチ礼拝堂を飾る絢爛豪華な壁画

注文主コドモらメディティ家の人々が書かれたことで知られる「マギの旅行

そして、「羊飼い」「天使たち」「祭壇画」「幼児礼拝」

そこには「代替巡礼」の図像プログラムが意図されていた。

自らを画中に描いたベノッツオ・ゴッツォリは、視るものに指示を与え、天国へと導く

生前に墓を送られるほど人気を博したルネサンス画家の、

その「語りの技法」は師フラ・アンジェリコを受け継いだものなのか

ベノッオの「語り」を丹念に追う

 

◎この本では大変多くの図版が載せられています。

 深い罪の意識におののき、年老いて病を患うコジモ(メディチ)が、長時間過ごした礼拝堂に

描かれる図像に、信心を助ける機能をもとめないことがありえようか。

 それはコジモの信心を助けるために制作され、実際にそうした目的で使われて

いたのではないか。(本書 第1章より)

 

◎「マタイによる福音書」でマギとはイエス生誕の印たる、星を見た東方の3博士をいう。

 magic の元ともなる。マギは没薬と乳香と黄金を幼児のイエスにささげる。」

 コジモはマギ同心会を手厚く保護する。マギはさらに西欧の君主がマギとして

 膝まづくようになる。

 

本の目次

第1章 パラッツォ・メディチ・リッカルディ礼拝堂の図像プロゴラム

 

第2章 代替の巡礼と絵画の機能

 

第3章 マギ図像と鑑賞者

 

第4章 ベノツォ・ゴツツォリの語りと絵画の場

 

第5章 ベノツォ・ゴッツォリの語りの技法の源泉

 

第6章 語り手としてのベノツォ・ゴッツオリ

 

本の表紙

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裏表紙

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ゴッツォリ(天使たち)1459年 メディチ礼拝堂 内陣右壁

 右は羊飼い

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フィリッポ・リッピ 幼児礼拝 1459年ころ

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ゴツッオリ 「天使たち」 1459年 メディチ礼拝堂 内陣左壁

左 羊飼い

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ゴッツォリ 1459年 パラッツォ・メディチ礼拝堂 マギの旅行より

 下図はメディチ家の人々とベノツィオ 部分

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ボッチチェリ マギの礼拝 1970年代前半

p42

礼拝堂における鑑賞者、信者の動き

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p43巡礼を経て救済に至る鑑賞者・信者の動き

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◎ コジモ・デ・メディチは1389年生まれ。フィレンチェ共和国生まれ。

 銀行業など多くの仕事を行う。政治の実権を握る。納入する税65%の

 65%を負担し、祖国の父と呼ばれた。プラトンアカデミーの設立など

 文学芸術などに貢献した。

◎個人の邸宅内に設置された最古の礼拝堂の一つ。パラッツ・メディチ

 礼拝堂、1457年に完成。

マギの旅行にはメディチ一族とその友人たちの肖像画書きこまれている。

◎メディティは深い罪の意識におののき、年老いて病を得る。

 天国への巡礼の為。

◎「ヨハネの黙示録」に基づく週末における救済をもとめる

 1464年死去。

 

 ◎この本は本文229ページの中に多量の図版が載せられています。特にカラー図版は

14ページ、本文中に大量の図版が載せられています。

 232ページからは注が、287ページにわたって書かれています。総ページ数315ページ。

 

 ◎この世での栄耀栄華を誇るとも、人には寿命があり、晩年には病気になり、死んでしまう。

 藤原道長は1018年ごろ、有名な歌「この世を場わが世とも思う望月のかけたることも無きと

 思えば」の歌を詠み、絶頂を迎えたようであるが1019年には病のため出家。1028年には

 62歳で死去した。宇治の鳳凰堂を立て来世にきぼうをもつ。コジモ・メディチと似ている。

2023年9月 3日 (日)

工作舎の本のご紹介1,植物についての本いろいろ、「日本の巨木」と、「植物たちの秘密の言葉」その他

『工作舎』さんした

工作舎さんの本には、"自然に関する本”が多い。その一つが植物に対しての本で、それが『本朝巨木伝』であり、『 植物たちの秘密の言葉』です。

 

『本朝巨木伝』 日本人と大きな木の物語  

 牧野和春 序文 荒俣宏 1990年9月10日 第1刷 1992年第2刷 工作舎  定価2266円 本体2200円

  著者プロフィール 1933年鳥取県生まれ 牧野出版を設立 「神々の記憶」巨樹、巨木に関する第一人者

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巨樹、巨木の写真50点収録

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牛島の藤

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萩原の大笠松

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序に変えて 荒俣 宏

1 章 山桜に逢いたい

    狩宿の下馬桜(静岡県)

2 章  原生林の奥深く

    サキシマスオウノキ(西表島)・

3 章  女の力を宿す

     宿根の枝 さしまたのツバキ〈富山県) ・

4 章  生活の守り神

     養蚕の神 薄根の大桑(群馬県)・

5 章  天にも昇る気

     巨杉そろい踏み 智満寺の十本杉(静岡県)・

6 章  異形・異端の奇

     天狗の枝垂れ栗 小野の枝垂れ栗(長野県)・

7 章  歴史を写す 

     林立栗林の怪 チカモリ遺跡出土の木柱根(石川県)・

8 章  樹齢千年の死

     一期一会の大樫 高尾山麓の大樫(東京都)・

◎ほかにも牧野氏は工作舎さんで古木、巨木について書いています。下記。

 

「植物たちの秘密の言葉」 ふれあいの生命誌  

 ジャン=マリー・ベルト ベカエール直美訳  1997年4月10日 2200円+税 工作舎

  植物も、植物に固有な感受性をちゃんと備えている。だから当然、人間とコミュニケーションする可能性もいろいろあることになる。~あらゆる生物がコミュニケーションを行い、植物・動物・人間のあいだに思いがけない近似性が共有されている様子が認められる。

 ◎ジャン・マリーベルトはフランスの生物学者 欧州生態学研究所を設立しました。下記のように、たくさんの本を書いています。

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カラー図版4ページ

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コミュニケーションする植物 本文より

 毒の言葉をもつシャクナゲ

 癌治療薬を作イチイの木

 愛の舞踏を踊る藻類

 においでハチに語りかけるラン

 毛虫が襲来すると

 仲間に警報を送るポプラ

 スズメバチを呼んで

 チョウを撃退するポプラ

 昆虫の変態をかく乱するモミ

 敏感で感じやすい食虫植物

 支柱の場所を「知っている」つる植物

 「記憶力」のあるセンダングサ

 「ヴァン・ヘイレン」を聞くカリプソマメ

 DNAで音楽を聴いて大きくなるトマト

 空気をきれいにしてくれるアロエ

 

◎NHKで関連番組を放映しました。

NHKで超進化論「植物からのメッセージ」2022年1月10日

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さらにNHKで2023年8月29日に放送されブログ筆者も

番組を見たもの

 「植物は会話している !?」

 毛虫に食われた植物の葉がまわりに警報を発する。

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工作舎の発行する植物関連の本の一部

 

森の記憶  3800円 ロバート・p・ハリソン

 

フローラの12か月  3200円  ジャン・マリーベルト

 

滅びゆく植物  失われた緑の楽園 2600円 ジャン・マリーベルト

 

古木の物語 巨樹信仰と日本人の暮らし 牧野和春 2007年10月 2200円

 

植物の神秘生活  3800円  p,トムズキンズ、クリストファー・ハンド  1987年

 

雲南の植物と民俗  3200円

 

恋する植物  2500円 花の進化と愛情生活 1995年11月 ジャン・マリ―ベルト

 

桜伝奇  2800円 日本人のこころと老巨木めぐり 牧野和春(名木12本)

 

101本の緑の物語  970円

 

ダーウィンの花園 自然研究と自然淘汰説 ミア・アレン  4500円

 

江戸博物文庫 花草の巻 四季を彩る 1760円

 

ミドリちゃんとフシギの木  970円

 

花の知恵  1600円  モーリス・メーテルリンク(青い鳥の作者)

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