『第五倫伝-後漢初期の人間学』 全文を掲載しました。追記 『光武帝』、『光武大帝伝』が発売されました。
『第五倫伝-後漢初期の人間学』 王 伯人(佐竹幸一)
2023年9月24日 さらに更新してあげなおしました。
2022年2月13日 さらに更新してあげなおしました。
2020年4月3日に書名を変えて、あげ直しました。
「こういちの人間学ブログ」では、はじめ文章の容量が大きくて、全部をダウンロードできませんでした。それでカテゴリー「第五倫伝」の名前で、文章の一部を載せてきました。
たまたま、2020年4月1日に改めて試してみましたら、今回は全部の文章をダウンロードできました。今までかなりの労力を注いで書いたものですので、そのまま埋もれさせてしまうのは残念なので、無料の本というか形で興味のある方には読んでいただけたらと思います。つたない文章ですが読んでいただければ幸いです。4月1日に書いた書名を3日に書き直しました。
王 伯人のペンネームは、尊敬する,後漢の哲学者、王 充の名前に由来します。王 充のあだ名は王 仲任です。そしてこの小説の主人公、第五倫の字が伯魚なのに由来します。はじめ王充の字を伯魚と書いてしまいました。すみません。
これから追記していきます。
ダウンロード のところをクリックすると、開きます。無料です。
『第五倫伝ー後漢初期の人間学』
ダウンロード - e7acace4ba94e580abe4bc9de38080e5be8ce6bca2e5889de69c9fe381aee4babae99693e5ad委a6.docx
◎『光武帝』「漢委奴国王」印を授けた漢王朝の復興者 という本が出されました。追記
著者 小嶋茂稔 山川出版社 880円(税込み)2023年7月20日
世界史リブレット 人13
◎ この小説は後漢の建武2年(西暦26年)から、永初2年(西暦108年)の82年の間、正史に、「人相食む」という記述の無い時代を中心に書きました。題だけを見ると恐ろしい内容を書いているように見えますがそうではありません。さて、正史が書かれた時代は司馬遷の史記から清の清史までの正史、二十四史が書かれたましたが、その間2100年間に124回も「人相食む」の記述がありました。それは平均するとなんと17年間に1回も起きたことになるのです。しかし後漢初期の八十二年間という長い間、人が人を食べることがない時代があって、それがなぜなのかを書いてみたのです。その中には光武帝から明帝にいたる4代におよぶ皇帝の善政、そして第五倫や王充などの政治家や哲学者の活躍がありました。彼らの奮闘により実現された善政の姿を書いてみました。しかしこの時代は三国志の時代や前漢の「項羽と劉邦」の時代に比べ、地味であまり注目されてこなかったのです。この小説では書いているうちに内容がどんどん膨れ上がってしまいました。そのために登場人物があまりに多いため混乱されるかもしれません。この小説に筆者の人間学で学んだことをあまりにも多く書き込んでしまいました。そのために順に読まず、面白そうなところを抜いてそこだけ読んでいただいてもいいと思います。
全文p360 A4判
◎ はじめは、後漢の唯物論哲学者,王充の小説を書こうとして、王充の生地である紹興のとなりの上虞を訪ね、王充の墓に行ったりもしました。王充やその時代について書かれた資料も少なく、後漢書もまだ和訳されたものはありませんでした。それで中国語を習い、中国版の後漢書を買い、、小説に必要なところについては自分で訳していきました。
そのうちに王充よりも第五倫に関心が向き、第五倫中心に小説を書いていきました。「後漢書」も相次いで岩波書店版〔2001年9月、全10冊、)と汲古書院版「全譯 後漢書」(全19冊)2つの出版社で訳されたものが順次出版され始めました。早速必要なところを購入しました。次第に私の小説の内容も膨れ上がり量が多くなってきました。2004年、途中で、自費出版の試みもありました。文芸社と新風舎で見積もりをしてもらいましたが、自費出版の見積もり金額は数百万でした。途中から急に見積金額を下げてきた新風舎はすぐに倒産しました。結局自費出版の話は取りやめとなりました。
◎このファイルは元の題の名前のままになっています。
平成18年のものです。
若いときの第五倫の肖像画
高齢となった第五倫の肖像画
目 次
はじめに
第1章 第五倫 家族を守る
第2章 第五倫、郡の役人
第3章 第五倫、塩商人となる
第4章 長安市の市場の監督 不遇と大志
第5章 光武帝 劉秀
第6章 第五倫、下積み生活と家族
第7章 第五倫、光武帝と会う
第8章 会稽郡太守
第9章 謝夷吾と鄭弘と王充
第10章 牛祭り
第11章 第五倫危うし
第12章 明帝即位
第13章 第五倫 蜀郡太守となる
第14章 章帝即位
第15章 会稽政権と王充
第16章 竇憲と和帝
第17章 第五倫死す
第18章 章帝の死と和帝即位
あとがき
資料
追 記 称好軒梅庵さんの「光武大帝伝」が出版されました。
◎ 中国の新の時代から、後漢の初めの小説は、『三国志』の時代の本があまりに多いのに比べ、極めて少なかったのです。これは後漢書の邦訳がかなり遅かったせいでもあります。
Twitterの通知欄で、称好軒梅庵さんの名前でコメントとともに光武大帝伝」という本の紹介がなされていました。しかしすぐに本を購入しませんでしたが、昨日6月27日に本が届きました。なかなか面白い本です。改めてブログを書いて皆さんご紹介します。
著者 称好軒 梅庵
宙(おおぞら)出版 2020年3月21日 1200円+税
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