人相術の科学的検証3、目 西洋人相術追加版 西洋では目の色(人種)重視 2025年3月更新版
西洋人相術では目の色の違いをどう見るのか
"The Complete Book of Fortun" Bracken Books 1990 Londonを参考にしました。
この本の人相術のところでは、目など各部位の性格的特徴を列記してあります。
各性質が極めて顕著なもの、と中間的なもの、否定的なものと言うように列記してあります。ここでは、中間的なものを除き、顕著なもの、否定的なものを書き出してみました。
西洋人相術と、この本の紹介、および日本の人相術との違いを、2011年7月5日の「こういちの人間学」ブログに書きました。特に、金髪で青い目と、黒髪で黒い目であるとどのようにして違うのかを示してあります。
2013年7月9日 wikipedia で、瞳の色というところに出てくるものを開くと詳しく出ています。あるいは。
「あなたの瞳は何色にかがやいていますか」
http://matome.naver.jp/odai/2135307324819154001
つながりました。とてもすばらしい資料です。
ぜひご覧ください。
それによれば、アンバー(コハク色 イエロー、ゴールド)
(オオカミの眼といわれる)
や、ヴァイオレット(青紫色)(エリザベステーラー
がそうであったと)
またまれにレッド(赤) アルビノによる
などがあるとのことです。
Eyes 目
Hazel (ハシバミ色、淡褐色)
道徳的、知性的、誠実、志あり、親切、寛大、勇気、
忠実、思慮深い、誇り高い、しっと深い、活発、
真実味
Grey (灰色)
道徳的、知性的、意志堅固、誠実、愛想がいい、
志あり 活動的、勇気、忠実、正直、上品、
愛想がいい、せっかち
Greenish (緑色)
道徳的、志あり、思慮深い、誇り高い、せっかち、
情熱的、(中間的な性格が多い)
Blue (青)
道徳的、知性的、公平、優しさ、親切、寛大、
活動的、勇気、忠実、正直、誇り高い、
短気でない(美徳が多く悪いところなし)
Brown (茶)
道徳的、公平、誠実、厳格、優しさ、親切、寛大、
正直 高貴、慈悲深い,嫉妬深い、短気、
愛情豊か、気力充実 短気ではない
Black (黒)
野心家、利己的、享楽的、ぜいたくな、なまめかしい、
正直 軽率、誇り高い、しっと深い、執念深い、
愛情深い、気力あり 力強さ、性急、才能がある
(黒は32項目があり、最多。他の色と明らかに違う、
マイナス面が目だつ)
★ 日本人ではせいぜい黒か茶色であまり、性格の違いが
強調されようもない。髪の毛の色も、西洋人相術では、いろ
いろ区別される。日本でも髪の色は目と同じである。
EYES
Large (大)
誠実、活動的、楽観的、忠実、愛情深い、
才気に満ちた、真実味がある
Small (小)
利己主義的、思慮深い、短気、せっかち、
Orbits deep (Orbitsは軌道という意味ですが、
人間の眼では、眼窩(がんか)が深い
いわゆる奥目でしょうか)
嫉妬深い、不満が多い、気力充実、性急な
、才能がある
Orbits shallow (東洋人的な目が平面的、
なのでしょうか)
誠実、優しい、寛大、慈悲深い
lids drooping (瞼が垂れる いわゆる
垂目でしょうか)
なまめかしい、誇り高い、しっと深い、
わがまま、芸術的、
Lids hooded (瞼がおおわれている、
東洋系の目でしょうか)
熱心、利己主義的、抜け目のない、
Bright (輝いている目)
公平、優しさ、寛大、活動的、楽観的、
忠実、愛情深い、
気力充実、力強さ、猛烈な、才能がある、
芸術的、活発、巧妙、真実味ある
Dull (どろんとした目)
利己主義的、神経質、冷淡、だらしがない、
不寛容、しっと深い、情け容赦ない、
わがまま、活発な
★この部分は私の英語力のなさで、間違っているかもしれません。直していただけると 助かります。
2013年7月9日付記
7月9日に書いたブログで、NHKスペシャルの「運命の遺伝子」という番組で、眼の色を変える遺伝子のことが話されていました。面白いので転記いたします。
ヒトの染色体で15番目の部分にある、HERC2という遺伝子は瞳の色を決める遺伝子である。瞳の色は、メラニン色素(たんぱく質)の量二よってきまる。ある遺伝子配列のなかで、ある部分がA(アデニン)であれば、メラニンが濃くなり茶色に、G(グアニン)であれば薄くなり、青い色になる。その段階の違いで、濃い茶(黒とも)から青い目の諸段階の差が出てくる。
日本人にも東北地方で、青い目をした日本人が言っての比率でいるようです。混血をしたわけではなく、バイカル湖付近や北欧系の人たちが日本に渡来してきた無残りなのでしょうか。
さて東洋人相術では、目の形について様々に判定されるが、西洋
では、目の色(人種的な分類)の違いを重視している事がわかります。
以下の文章は、2009年11月2日に書いたブログの内容です。
目と眼について
一般的には目だが、まなざしとか言う意味で、人相術などでは目より眼をつかうようです。目に関しての熟語は極めて多いのです。「目は口ほどに物を言い」など日本語大辞典には134もありました。それに比べ眼は眼を肥やす、眼を開くの二つだけでした。
人相術での眼の重要性は、眼を隠してしまうと、誰かが分からなくなるので、集合写真で、関係者以外のほかの人の眼の部分だけを黒くして隠すことでもわかります。目と脳は調節つながっていて、いわば脳の出張所のような役割を果たします。そして眼は人相術では知性をみるところとされています。
水野南北の『南北相法』
によれば、眼でもって、心の清濁、またその時の苦楽をみることができると言っています。眼が厳しいものは心も厳しい。眼に勇気あるものは、その心にも勇気がある。眼が濁っているものは辛労がある。眼が落ち着かず、よく動くものは、心が定まらないなどです。まばたきを多くする人は、心がイラついて根気がない。眼が深くくぼんでいる人は、性急な性格な人で善にも悪にも強い。精力盛んだが涙もろいところがある。眼が大きく飛び出ている人は家を乱し妻との縁が変わることがある。などなどである。相者が眼を見ようとするとき、臆せずに大きく眼を開くものは、望みごと大きく意志がしっかりしている。しかし家を乱すことがあると。逆におどおどした人は、気が小さい人である。
眼が飛びだしているのは、バセドー氏病の可能性が高いのです。バセドー氏病は甲状腺ホルモンの働きが高まり、非常に活動的になります。ゲーテにその傾向があり、80歳で、12回も恋のエピソードがありました。バセドー氏病が治ってくると、目もあまり飛びださなくなり、過剰な活動性が収まります。
目が大きく見開かれているか、細い眼であるかは、人種的な特徴があります。アジア系のモンゴロイドは、寒さに適応して、まぶたに脂肪がつき、いわゆる、厚ぼったい一重まぶたの目になります。南方の人たちは、温かいところで、活発に活動する傾向があり、情熱的なイメージがあります。北方系の一重まぶたの人は、控え目であまり情熱的ではありません。日本人でも、先住民族の縄文系の影響の濃い人たちは、目が大きく、渡来系である、弥生系の人たちは、モンゴロイドの特徴を強く持った、一重の目の細いいわゆる浮世絵美人系になります。又渡来系の弥生系の人は眼の釣り上った、いわゆるキツネ目の人が多い傾向があります。
女性の場合、情熱的な感じの目にするために、二重瞼に整形する人が多いのですが、かなりイメージが変わります。韓国の人たちは、もともとは一重まぶたの人が多いのですが、二重に整形する人がとても多いようです。
人は、一般にこれこれだと世間で思われている顔に合わせて行動する傾向があります。
二重になると、性格も、行動も活発になる傾向があります。これはかなり重要なことで、整形した場合、性格も大きく変化します。整形した結果、外面的には、いわゆる美人になりますが。水野南北も言うとおり、自分が美人であると自覚した場合、それにより高慢になったりして性格が悪いほうへ変化し、その結果、人間関係を悪くし、不幸な結果になることがあります。
目の中の瞳孔部分、いわゆる黒目は、好きなものを見たときに大きく広がり、いやなものを見たとき、縮小するそうです。恋をしているときには相手に対した時、当然瞳孔は大きくなります。同じ女性の写真で、瞳孔(黒目)を大きくした写真と小さい写真とを見せてどちらの方に魅力を感じたかと尋ねる実験をしたところ、圧倒的に、瞳孔の大きい人を魅力的と答えたそうです。恋をしている女性は美しくなると言いますが、そういう根拠もあると言えそうです。
健康状態
を見るには、目の周辺をみれば、すぐわかります。徹夜をしたり、無理をすると、眼がくぼみ、まぶたが黒ずんできます。これは誰でも経験していることだと思います。ひどく疲れると血液の循環も悪くなり、老廃物もたまってきます。又栄養状態が悪くなっているときにも生じます。眼の黒目の部分が曇りが生じたときにも疲労や病気にかかっている状態です。 また、白眼には身体の異常がすぐ表れてきます。黄疸になれば、白眼が黄色になります。異常に興奮して血圧が上昇しているときには、白目の中に、赤い筋がはいることがあります。内出血しているわけで、このような状態は昔は剣難の相であると言いました。今は剣難はないでしょうが、いろいろな障害がおきる兆候ですから気をつけたほうがいいのです。
私も、その出血が左目の眼球内で起きました。眼底出血を以前起こしましてからもう5年くらいたちます。左目で、新聞を見ていると、見えない部分がところどころに出てくるのです。まだ乾いていない字に水をかけて字が流れた状態です。窓をみると、長方形ではなく、上がすぼまった形にみえました。これはだいぶ治ってきましたが。今でも本をみるときには左目を閉じて、正常な右目だけでみる傾向があるので、右の近視は進み、使わない左目は近視が改善されて、眼鏡を買いなおさなければなりませんでした。今でもパソコンの画面を見ていると左目が見にくく、目と頭が疲れます。
東洋人相術では、
目と目の間が水平で、間隔が適当なものがよいとされています。
いわゆる切れ長の目は、注意力あり頭がよいとされています。
眼と眼の間隔が狭いものは、理想主義的、せっかちで攻撃的、集中力があるとされています。
広い人は現実主義的で、順応的なおかつのんびりした性格であるとされています。だいたいは平均的な目なのですが、かなり特徴が強い場合には、自分がそうなりやすいと思って気をつける必要があります。
目の中で、黒目が上のほうにあり、白目が下に見えるものを三白眼と言います。そういう人は、野心家であり、負けず嫌い、神秘的な傾向があります。昔の武将の肖像や、スポーツマンなどによく三白眼が現れています。
すべての人相術がそうですが、いわゆる悪い相だと言われていても、そうなりやすいのだなと、自覚して気をつけてバランスをとればいいのです。また水野南北は、食べ物を節制することと隠徳を積むことにより、凶相から吉相へ人相を変えることができると言っています。まったくその通りだと思います。
★水野南北については、「こういちの人間学」ブログにくわしく書いてありますのでご覧ください。 <p<></p<>
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