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自然と歴史

2017年4月15日 (土)

唐沢孝一さんから「季節の生き物観察手帖」が送付、面白いし自然観察にぜひ

「季節の生き物観察手帖」が送られてきました。
 2017年4月14日、「季節の生きもの観察手帖」という本が贈られてきました。この本の刊行のご案内と、NPO法人自然観察大学の学長唐沢孝一さんのあいさつ文が同封されていました。
 本は日本の細やかな自然を見る素晴らしい目と心としての二十四節気七十二候についての日記形式でその時期の動植物の写真と共に書かれています。自然観察大学のメンバーが見つけたそれぞれの時期の動植物の名前と場所が書かれています。日記形式の空欄には、自分の観察を書き込めるようになっています。
 自然観察に出なくとも、各節気の説明は面白く、それを読むだけで面白くできています。
 本によれば、4月15,16日は二十四節気では清明の末候で七十二候は虹始見(にじはじめてあらわる)で、4月16日はユキヤナギ開花(ぐんまこどものくに)、ツバメ営巣開始(市川市マンション壁面)など、9つの記事が載っています。4月17,18,19日も同じ時期で、4月20日からは、二十四節気で穀雨となり、七十二候は葭始生(あしはじめてしょうず)だそうです。二十四節気は見たことはありますが、七十二候は知らないものが多いのです。ちなみに清明の前は春分、穀雨の後は立夏です。
 本の冒頭のあいさつで、唐沢さんは「二十四節気・七十二候は、細やかな季節の変化を受け止め、農業や漁業、年中行事や民俗あるいは俳句や季節のあいさつなど、日本人の生活に深く浸透してきた。また、開花や結実、渡り鳥の飛来のような生物の周期的な活動と季節との関係を研究する生物季節学(フェノロジー)とも深くかかわっている。二十四節気・七十二候を意識することにより、自然観察の楽しみが増え、新しい発見や感動的な出会いに恵まれるにちがいない。さらに、日々の観察事項をこの手帖に記録し、自然の動きを楽しんでいただきたい。」と述べておられます。
 興味のある方は是非お読みください、またほかの方にご紹介いただけたらと思います。
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本の表紙 企画・編集 NPO法人自然観察大学となっています。
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二十四節気ごとに、その季節の概略が書かれています。穀雨は4月20日から5月4日ころ
その前の清明は4月4日から19日ごろまでです。
 ちなみに二十四節気は
立春、雨水、啓蟄、春分、清明、穀雨、 
立夏、小満、芒種、夏至、小暑、大暑、
立秋、処暑、白露、春分、寒露 、霜降
立冬、小雪、大雪、冬至、小寒、大寒
です
いくつわかりました?ちなみにブログ筆者は、雨水、清明、穀雨、芒種、寒露、霜降は初めてでした。
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 分かりにくい写真でごめんなさい
追記:4月16日 日経新聞朝刊
 偶然、新聞に三越と伊勢丹の広告が載っていました。裏面の連載記事の下の目立つところです。季節と踊るとして、オニール・八菜さんの「24節気」をイメージしたダンスととともに、季節のメッセージを送ります、となっています。
 
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4月15日から19日ごろの動植物の写真
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4月17,18,19日、様々な植物が開花し、動物が初見されます。空欄には自分の観察日記を。
追記:唐沢孝一さんからのメールに、この欄に、子供さんやお孫さんの生年月日を入れ、また両親などの命日の日を入れられるとのことでした。たしかに大切な日を季節の移ろいと関連付けるといいですね。私もやってみます。
自然観察大学のフィールド
見沼田んぼ、谷津ミュージアム、野川公園
おすすめ観察地の一覧表も載っています。
NPO法人自然観察大学
〒110-0016 東京都台東区1-26-6(植調会館)
03-3833-1822(全農教内)
学長 唐沢孝一
「季節の生きもの観察手帖」
  2500円+税
2017年4月27日 初版
NPO法人自然観察大学
企画・編集委員 委員長 唐沢孝一
発行(株) 全国農村教育協会
 03-3833-1821
e-mail: hon@zennokyo.co.jp
 唐沢孝一氏は、ブログ筆者と東京教育大学(現在は無し)動物学専攻の同窓生です。同級生16名のうち4名が動物生態学で、筆者と唐沢孝一氏は同じ生態学専攻です。唐沢氏は高校の教師の傍ら、都市鳥研究会を立ち上げ会長となったり、この自然観察大学の取り組みを始めたり、精力的に活動しておられます。学生時代から本を出され、多くの本を出版し、テレビなどにもよく出ておられます。人間学研究所にも本をたくさん送っていただきました。いろいろな分野で精力的に活動しておられる唐沢さんに敬服いたします。
2017年4月22日、追記
『季節の生きもの観察手帖』(NPO法人自然観察大学HP)
 こちらに鮮明な画像が出ています。ぜひご覧ください。
 すみません。うまくつながりません。
「自然観察大学ブログ」
これもつながりません。すみません直接検索してください。
 

2016年3月19日 (土)

人間学研究所年誌2015、佐竹エッセイ、「ネアンデルタール人などと私たち人類

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 2016年3月10日発行
「人間学研究所年誌2015、NO13」にエッセイとして投稿した文章をブログに掲載いたします。
テーマ
「ネアンデルタール人などと私たち人類」
 
  p116~p123
      佐竹幸一
・表紙
 文章の 内容は下記をクリックしてください
 今までに、「こういちの人間学ブログ」に書いてきたことを8ページにまとめたものです。
個々のテーマについては、ブログをご覧ください。
 
 ネアンデルタール人並びに同時代に現生人類と共存していた人類、デニソワ人(ネアンデルタール人の1種とする説も),赤鹿人、フローレス人などについては、「こういちの人間学ブログ」をご覧ください。

2016年2月26日 (金)

東京のカラスが激減 唐沢孝一さんの「都市鳥研究会」調査,唐沢さんテレビ朝日に

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唐沢孝一さんから、メールがありました。

2016年3月3日、テレビ朝日で、朝7時から7時30分の間、延期されていた、「2015年都心のカラス調査」が放送されました。以下は番組の内容です。

 東京におけるカラスを5年ごとに数えているのは、都市鳥研究会です。都市鳥研究会は唐沢孝一さんが1982年に立ち上げました。会員数は全国に120名。現在は顧問となっています。都市に適応して数を増やしている、カラスやスズメなどを研究している団体です。絶滅したトキも昔は都市鳥でした。唐沢さんは東京教育大の動物学専攻で、筆者と同じ動物生態学のグループでした。唐沢さんは昔からいろいろな本(95冊)を出版され、本を人間学研究所に寄贈していただきました。

都市鳥研究会ホームページ

 urbanbirds.eco.coocan.jp/

幅広く唐沢さんの取り組みを紹介したもの

 「唐沢孝一のページ」(カラサワールド)があります。

 興味のある方は是非ご覧ください。

 

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カラスの個体数の変化です。2000年にピークとなり、18,664羽でした。(3か所のカラスのねぐらに帰るカラスの数。この3か所以外にもカラスの巣はありました)その後だんだん数を減らしています。(2015年は4,816羽でした。)

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渋谷における、ゴミの出す場所とカラス。渋谷、新宿特に大久保地域に韓国系の店が多くなり、そのごみをあさるカラスが増え、それについては筆者もブログに書いたり、テレビに出たりしました。

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石原都知事のカラス捕獲の取り組みと、兵糧攻めが効いてきた。

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唐沢さんの話で詳しく話されました。カラスも適正な数がいるのは、問題ないし、むしろ必要だと話されていました。

 

 東京新聞2016年2月22日の夕刊1面トップにカラスの記事が載っていました。

 東京教育大学の同窓の唐沢孝一さんからのメールで、2月24日のテレビ朝日の「グッド・モーニング」で朝7時15分頃唐沢さんが東京のカラスのことでお話をされる連絡をいただきました。しかしテレビ放送は全国自治体の爆破予告事件の放送で急きょ変更になりました。改めて、連絡をいただきます。テレビの内容は後日放送があった後に追記します。

 唐沢孝一さんは東京教育大学の動物学専攻、高校の教諭や大学の講師をしながら、都市鳥研究会を立ち上げ、いろいろな活動をしながら、著作も多く出してておられます。

東京記事の要約をお伝えします。まず見出しから。

都心カラス激減、調査3地区ピーク時の4分の一                        

ごみネットで兵糧攻め大型罠捕獲作戦

生態系維持に適正数は必要

 カラスのねぐら、文京区の豊島岡墓地、渋谷区の明治神宮、目黒区の自然教育園の3か所、都市鳥研究会のメンバーが76人がかりで調査、ビルの屋上で1か所25人づつで数を数える。カラスが激増して問題になった、2001年石原都知事の時から捕獲開始。また大型のごみネットで兵糧攻めにした。都内にオオタカやノスリなどの猛禽類が増えてきた。皇居のタヌキの糞の中にカラスの羽があった。オオタカの食べ残しをタヌキが食べている。それらの取り組みにより、カラスの数は年々減少してきている。

しかしカラスにも一定の役割がある。カラスが植物を食べた後、種をまき散らしてもらうなどの役割。-生態系の維持に必要。

唐沢さんは「子供たちに自然と共存することを伝えるためにも、カラスは一定の数は必要。1960年から1970年ころの3000羽ぐらいが適当ではないかと言っています。

憂楽帳 カラスでわかる

 毎日新聞2016年2月22日夕刊

 カラスやツバメなど身近な鳥類と都市との関係を調べる「都市鳥研究会」の顧問、唐沢孝一さん(72)ら76人は昨年末、東京都心のカラスの個体数を調べた。5年に一回のペースで1985年から続く調査の7回目。明治神宮など都内3か所のねぐらに帰る個体数を、ビルの屋上から数える。方々から飛来するため、1か所あたり約25人を張り付ける人海戦術だ。

 速報値によると、2000年の1万8664羽をピークに減少が続き15年12月は4816羽。最少だったバブル景気直前の85年6727羽を下回った。唐沢さんいわく予想される原因は、えさとなるゴミが分別収集や防護ネットで減った。▽カラスを襲うオオタカなど猛禽類が都心の緑地に増えた▽都の捕獲が続いているーだという。

 「自然って、数十年の単位で調べてみないとわからないものですね」と唐沢さん。前々回あたりから、建物の屋上を借りにくくなり、調査を通して世相の変化を体感しているという。次回は東京五輪後の年末。カラスはどんな都市の変化を伝えるのか。

◎ブログ筆者も新大久保のカラスのことでNHKテレビのニュースに出たことがあります。

ブログ3つ書きました。

1、2011年2月21日「こういちの人間学ブログ」

 「新大久保のカラス取材 3月20日 NHK、アインシュタインの眼」

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ブログに載せた写真です。カラスに穴をあけられています。

http://koiti-ninngen.cocolog-nifty.com/koitiblog/2011/02/nhk-f136.html

 カテゴリー「大久保の街紹介」

百人町1丁目の大久保通りに面した店の、朝のごみの置き場所に集まる、カラスを撮影。

ビニール袋に穴をあけて韓国料理店がだす鳥のガラなどを、カラスが引っ張り出すのをNHKが撮影。そのあとにアナウンサーの方から取材を受けました。お礼にNHKからいただいた、温度計などがついて時計は枕元に置いて重宝して使っています。

2、2012年1月11日「こういちの人間学ブログ」

 「新大久保のカラス ベランダにおけるヒヨドリなど鳥の状況」

 百人町1丁目の店のあるビルの3階のベランダにいろいろな鳥が来ます。カラスが植木鉢の草花の中に肉の切れ端を隠して置き、それがなくなっているということで、腹いせにレタスの葉を食い散らかされていました。このブログは上記のブログより前に書かれたものです。このブログを見て、NHKさんが取材を申し込んできました。その後記事を加えて更新しました。

http://koiti-ninngen.cocolog-nifty.com/koitiblog/2012/01/post-61f1.html

カテゴリー「日記、コラム、つぶやき」

3,2012年5月4日「こういちの人間学ブログ」

「5月初めの庭の状況。蘭が咲く。カラス隠した肉が無くなり腹いせにレタス食い散らす」

http://koiti-ninngen.cocolog-nifty.com/koitiblog/2012/05/post-ae7d.html

 すみません、うまくつながりません。

◎2016年3月11日

 新宿のスカイフォレストレジデンスの屋上にカラスの群れが集まっていました。この写真に23羽ほどその周辺に7羽ほど。西戸山公園が近いせいでしょうか、またカラスは高いところが好きです。このマンションは26階建てです。だいぶカラスの数が減ったそうですが、まだまだいますね。

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2016年3月16日 NHKニュース

 渋谷で、カラス退治のために鷹を放すことを試みたといっています。

鷹匠がカラスが集まっているところに放します。たくさん集まっているカラスが食べている肉は大きな肉で、ちょっとやらせかもしれないな思いました。皇居などに住む鷹がカラスを襲っているようですが、たまたま鷹狩りの鷹を使っただけでは効果がないように思います。

 

2015年8月 1日 (土)

「生命大躍進」展 上野の国立科学博物館をみる

2015年8月1日(土)、上野の国立科学博物館で7月7日から10月4日まで開催されている「脊椎動物のたどった道 生命大躍進」展を見に行きました。これは、既に3回にわたってNHKで放送されたものをもとにしています。すでに7月6日の「こういちの人間学ブログ」で、「人類誕生の秘密~」ということで、3回目の放送の概要を紹介しました。

 朝9時にヘルパーの斉藤さんに来てもらいました。予約して迎えに来たタクシーで上野までいきました。

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国立科学博物館の日本館正面です。右奥に地球館があり、生命大躍進の展示はそこで行われています。入場料1600円。身体障碍者手帳提示でもう一人のつき添いの人を含め、無料です。

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「生命大躍進「展の会場見取り図です。インターネットで同じものが打ち出せます。次の順序に従い展示されています。

(Newton2015年7月号も参考にさせてもらいました。イタリック体で表示)

8月22日 NHKの再放送で、「探検ナイトミュージアム」という番組を見て、録画しました。それをもとにして、追加いたします。

 45億6700万年前 微惑星の衝突

 45億6000万年前原始惑星の成長

 45億5000万年前マグマオーシャン

   ドロドロに溶けた「マグマの海」におおわれる

 45億3300万年前 ジャイアントインパクト

   火星サイズの天体が衝突 月の誕生

 38億年前

   海や地球磁場が誕生  

プロローグ 生命誕生

 37億年前の生命の痕跡ができてくる グリーンランド 炭素は生物由来であることが明らかにされている。

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最古の生命の痕跡

 40から37億年前に生命誕生したであろうと推測

 35億年前の岩石(チャート)には、微生物のかたちが残されている。

 あらゆる生物の祖先が海底の熱水噴出孔で生きていた?

  27億年前,大気に酸素はなく、空は赤かった。光合成により酸素の大発生をもたらす「シアノバクテリア」(ラン藻類)が発生。シアノバクテリアが空を青く変えた。

 22億年前全球凍結 光合成をもたらした酸素が、温室効果ガスとして機能していたメタンを酸化により分解してしまったため、急激な寒冷化。全球凍結の後生命史上の大変化が。

 約20億年前真核生物の誕生 他の生物を取り込み、ミトコンドリア(好気性細菌)ができた。酸素呼吸の開始。

 約20億年前 2,3回目の全球凍結の後、多細胞生物の出現

 9億年前 超大陸ロディニアの出現

 6億5000万年前全球凍結 1000万年続く 大絶滅

     -生物はどこにいた1、火山の周りの温泉 2、氷に閉じ込められ眠ってい

   た❓3、海底の熱水噴出孔?

  凍り付いた地球と生命を火山活動が救う

 6億3000万年前 多細胞生物の出現 

  ストロマトライト(層状の構造)を持つ岩石の形成

   現在、オーストラリアに実在  シアノバクテリアによって作られる、層状の岩石

 先カンブリア紀

 末期にエディアカラ生物群 ウミエラ、クラゲ、うみうしなど

第1章  カンブリア大爆発 5億4100万年前

 古生代

 1、カンブリア紀

 大気中の酸素濃度の増大など、生物の多様化 カンブリア爆発

 2回の大進化がおきる

 堅い外骨格を持つ生物の発生

 5億年前 植物由来でが生まれた

 眼をもった三葉虫の繁栄

 2、オルドビス紀 4億8500万年前 

 軟体動物や魚類の発生 眼の発達 

 ー脳や目の発生

 ピカイア(脊椎動物の祖先、5億800万年前)ウナギに似た生物

 オパビニア 目が5つある長く伸びた口吻を持つ

 アノマロカリス(この当時最強な捕食動物、精巧な複眼)

 メタスプリッギナ 魚類の先祖 複眼に対しカメラ型の精巧な目を持つ

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 デボン紀4億1900万年~3億5900万年前 顎のある魚が発生

 3、シルル紀 4億4340万年前

 4億4300万年前のオルドビス紀末の大絶滅

   85%が絶滅 その後シルル紀からデボン紀へ

  2mをこす巨大なウミサソリの発生

 4、デボン紀 4億1920万年前

 2億5000万年前ベルム紀末の史上最大の絶滅②

 大規模火山活動による灰の冬

 デボン紀後期の大量絶滅、③ 80%から90%が絶滅

 5、石炭紀 3億5890万年前

 石炭紀からベルム紀へ 酸素濃度増大 大型昆虫発生

 シダの大森林 石炭の元に 3億年前

 6,ベルム紀 2億9800万年前

 ディメトロドン 単弓類 背中に大きな帆のようなものを持つ (下図)

    哺乳類の元 眼の後ろの穴、人間にこめかみにくぼみある 名残

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 2億100万年前の三畳紀(中生代)末の大絶滅 ④

(カンブリア紀から現在までの間5億4100万年前までに5回の大量絶滅が起きた)

第2章 海から陸へ

 

 ユーステノプテロン デボン紀 シーラカンスにちかい魚類 両生類への進化の過程が見られる ひれから足へ 

 デボン紀のある時期(3億8千万年前)脊椎動物は陸に上がった。両生類の発生      イクチオステガ 大気を肺呼吸

 水辺からの決別 爬虫類の発生(3億3000万年~3億6000万年前)

 からのついたたまご

 中生代

 1,三畳紀 2億5217万年前

 単弓類の繁栄 リストロサウルス 哺乳類に最も近いグループ

 キノドン類 ジュラ紀前期までに絶滅した

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 2、ジュラ紀 2億130万年前 恐竜の全盛時代

 3白亜紀 1億4500万年前 

   白亜紀末(6600万年前)の隕石落下による恐竜などの大量絶滅 ⑤

 その後新生代へ

第3章 哺乳類の出現と多様化

 哺乳類の出現 アデロバシレウス【2億4000年前) 最初の哺乳類 12cm

 胎生の確立(1億6千万年前)

 ディメトロドン 単弓類 爬虫類と別な種類 哺乳類の近縁 三畳紀に栄える

    大きな帆のようなものを持つ

、ジュラマイア ジュラ紀に発生した最古の哺乳類 ネズミのような形

       夜行性、目の発達

新生代 6600万年前

 新獣類の繁栄(6600万年前)

 有袋類の繁栄【6600万年前)

第4章 人類への道

 イーダ、(ダーウィニクス・マシラエ)霊長類での完全な化石

 霊長類の中から地上への進出を試みるものがあらわれる。700万年前 猿人

 二足歩行(440万年前)始まる

 猿人の足跡の上を歩いてみよう 模型が展示されている

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 近くにアウストラロピテクス・アファレンシスの化石が発見

 ラミダス猿人アウストラロピテクスより古い猿人

 猿人から原人へ ホモ・ハビリス、ホモ・エレクトス(ホモ属)

 ネアンデルタール人 20万年~3万年前 1万年ほど現生人類と共存

      現代人の中の遺伝子に組み込まれる

 ホモ・サピエンス・イダルテゥ 16万年前 エチオピア

エピローグ 受け継がれたDNA

   大型4k映像で、全体の流れを見ます

★様々な珍しい化石や映像などが展示され、初めて見るものが多く、とても参考になりました。生命の発生から、人類の発生、そして、ホモ・サピエンスへ流れがよくわかります。


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9時半ごろ、もうだいぶ混んで居ます。夏休みで子どもがたくさん来ていました。中は映像以外は自由に写真を撮ってよいそうです。始めてみる珍しい化石がたくさんあり、大人も子供も楽しめる内容です。ぜひ、一度行ってみることをおすすめします。今後、いろいろな場所で展示されます。


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古生代の王者、アノマロカリスの実物大の復元


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ウミサソリの化石 体長2,5m史上最大の節足動物


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ウミサソリを食べようとしている、巨大なダンクルオステウス(板皮類)

実物大の模型

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爬虫類カスモサウルスの骨

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霊長類イーダの化石(ダーウイニクス・マシラエ)胃の内容物までわかる、霊長類としてもっとも完全な標本。
  




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ネアンデルタール人 赤い髪、白い肌、青い目で、西洋人に近い復元図です。

ホモ・サピエンス・サピエンスはネアンデルタール人の遺伝子を交配により受け入れ、寒冷地での生活が可能になりました。

 詳しくは、「ネアンデルタール人、図像の変化~」、「こういちの人間学ブログ」をご覧ください。

第二会場に

 発掘と研究紹介コーナー

 NHKスペシャル「生命大躍進」について

 オリジナル、ショップなどがありました

参考資料

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地球館の特別展示会の資料 大判オールカラーで200ページ以上ある、立派な資料です。値段は3千数百円です。値段書いてないので忘れました。

◎生命大躍進 人類誕生の秘密 NHK7月7日より 国立科学博物館

http://koiti-ninngen.cocolog-nifty.com/koitiblog/2015/05/nhk-3809.html

 

◎ Newton 2015年7月大特集「地球と生命 46億年をさかのぼる旅」ニュートン プレス 1200円税込み も参考にしました。

◎ NHKスペシャルでの放送

 1、そして、目が生まれた

 2、こうして、母の愛がうまれた

 3、ついに知性が生まれた

8月、再放送があります。

◎ 日本館の地下1階にあるミュージアムショップで、「人類進化大全」という本も買いました。悠書館2012年改訂版、5800円+税と、少し高い値段です。

 帰りに、昼食を不忍池近くの「黒船亭」でランチを食べました。昔ながらの洋食屋さんです。12時半ごろなので座れました。帰るときは行列でした。御徒町駅近くの上野松坂屋で夕食のお弁当を買いました。

2014年10月 9日 (木)

ノーベル賞、名大の関係者6人、21世紀日本の受賞者の半分くらい、2015年地方国立大卒

2014年度のノーベル物理学賞決まる

  ー青色発光ダイオードの(ELD)の発明

 10月8日の新聞には、ノーベル物理学賞に、発光ダイオードの開発にたずさわった、赤崎勇氏(京大卒、名城大終身教授)、天野浩氏(名大卒、名大教授)、中村修二氏(徳島大卒、カルフォルニア大教授)の3人が決まったと書かれた。これで、12年の京都大学の山中伸弥京大教授、08年の物理学賞の南部陽一郎小林誠益川敏英氏に続くものです。。

 毎日新聞の8日の夕刊の、3面記事トップには、「名大「科学で世界へ」と題して、ノーベル賞関係者6人目、として、21世紀に入ってノーベル賞受賞者13人のうち約半数の6人が名大関係者であると報じた。旧帝大では後発で、伝統作るという気概にあふれているという。2001年の野依良治氏、08年の小林誠氏、益川敏英氏、下村 脩氏である。そして今度の2名である。

 これは、物理学の故坂田昌一氏や化学の故平田義正氏の旧帝大の権威主義を嫌った教員が多く後進の指導にあたった。

東京大学は7名のうち、川端康成、大江健三郎氏、平和賞の佐藤栄作を除けば4人だけとなる。 南部、根岸、 江崎、小柴の4氏だけである。                                                                                                      

 中村修二教授は勤務していた日亜化学工業において、創業者の小川信夫氏が思い切った投資をしたことに大きく感謝している。しかし青色発光ダイオードの製品化に成功しても発明の対価はわずか2万円、また、海外の研究者仲間から「スレイブ(奴隷)中村」とよばれるほど極めて待遇が悪かった。そこで、発明の対価を求める裁判を起こし、裁判所は日亜化学工業に対し総利益約1200億円の半分を中村さんの貢献とみなし、発明の対価を604億円と算定。しかし中村さんの請求額が200億円だったため支払命令額は200億円だった。

その後05年高裁で8億4391万円を支払うことで和解が成立した。中村氏は怒りが原動力となったと話している。

「イチロー並みの給料を要求して、何が悪い」、「超難関のウルトラクイズみたいな大学受験システムがつまらない人間を作り出す元凶」歯に衣着せぬ直言で、独創の価値を社会に訴えた。

以上、毎日新聞

 東京教育大関係では、ノーベル賞受賞者の朝永振一郎氏が私が学生時代に学長で、授業も受けた。前にも書いたが、授業の後朝永氏の書いた本を買いに朝永氏の部屋へ行き直接本を受け取ったことがある。少し話もさせていただいた。学長室なのに小さい部屋だったのが記憶に残る。

 関東生物科学生懇談会(略して生懇)で私が代表だった2代ほど後の代表が,同じ東京教育大動物学科卒(1967年卒)の浅島 誠氏である(1944年9月6日生まれ)。その後東大の大学院に進み、東大副学長にもなり、文化功労者でもある。イモリをつかった発生学の学者で、ノーベル賞を取ってもおかしくない業績をあげている。1988年胚発生における誘導物質であるアクチビンを同定しました。アクチビンの濃度により胚発生が制御されることを発見した。これはのちのIPS細胞にもつながった。

ノーベル賞を取ってくれたらうれしいのだけれど。

2015年10月追記 地方国立大学卒でノーベル賞

 2015年のノーベル賞は、物理学賞に梶田隆章氏で、埼玉大卒、現東大教授で、ニュートリノに質量があることを発見しました。

生理学・医学賞は大村智氏で、山梨大卒現北里大特別栄誉教授で、熱帯の病気に対する、治療薬の発見でした。

ともに地方の国立大学卒業です。2014年は中村修二氏が、徳島大学卒業です。地方の国立大学出身者が次々にノーベル科学賞を受賞しています。

2013年5月 2日 (木)

『137億年の物語』とH・Gウエルズの『世界文化史』の比較 総合的な知識の必要性

1、C.・ロイドの『137億年の物語』

『137億年の物語 宇宙が始まってから今日までの全歴史』("What on EartHappened"  クリストファー・ロイド著、2012年 野中香方子訳 出版社 文藝春秋2990円+税)という本が翻訳されています。506ページに及ぶ大型な本です。中には豊富にカラー図版が使われています。

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「小学校高学年から大人まで」楽しめるということ、また本書の特徴としてとして書かれていることは「137億年を歴史を42のテーマで語る、歴史を点ではなく、つながりで考える、西洋が中心でないアジア、南アフリカ、少数民族、イスラム、とうとう多元的な視点で理解する 地球的な規模で人類の文明も相対化する 豊富なイラストと写真で旅するように歴史を感じる  科学と歴史、その接点を考える」ということです。

 うちでも買って来てから、家内が読んで面白いと、読み続けています。読みやすく物語として面白く読めるものです。

 第1部 母なる自然 137億年前から700万年前                             宇宙の起源から、生命の起源、哺乳類の繁栄まで

 第2部 ホモ・サピエンス 700万年前~紀元前5000年                    人類の起源、ホモサピエンスの誕生能交牧畜の開始

 第3部 文明の夜明け BC5000年~570年ごろ                        文明の始まり、ギリシャからローマ帝国、先住民の生活

 第4部 グローバル化 西暦570年ごろから現在                             中世ヨーロッパ、人類を変えたテクノロジー、世界はどこへ向かうのか 

 137億年を24時間として、今何時ぐらいかをいつも書いています。ホモサピエンスが誕生してから、残された時間はわずか3秒だといっています。ページの端に、時間の経過が書いてあります。全体で42章有る中で、15の「採集狩猟民の暮らし」で、時計の針は、23時59分59秒になってしまいます。

 120ページには、ホモ・サピエンスについて書かれていますが、「遺伝子の研究により、現在地球に暮らすすべての人はアフリカにいたひとつの系統の子孫で有ることがう裏づけられた。今日の人類の遺伝子配列は驚くほど多様性に欠けているのだ。哺乳類の大半の種は、人類より遺伝的多様性に富んでいる。チンパンジーさえそのバリエーションは私たちの10倍もある。遺伝的多様性が乏しくなったのは、ホモサピエンスは、ある時期で個体数が激減し(1000人以上、10000人以下になったと思われる)それで非常によく似た遺伝j経法を共有するようになったのだ。(その理由の一つはスマトラ島で起きた大噴火による急激な気温低下あるいは伝染病など)このような話はなかなか興味深いものです。

各宗教に関して述べていることは、等分に淡々と語られています。しかし27章でローマ帝国に関して書いていますが、28章では先住民の精霊信仰、29章では、コロンブス以前の南北アメリカ大陸とヨーロッパ中心でなく世界を均等にえがいているのが特徴です。

 今までの人類の歴史で、戦争や飢饉や疫病などで、人口が激減したことが書かれています。中世ヨーロッパで、黒死病の大流行などで人口が激減し、それにより、中世の支配体制が揺らいだと書かれています。その原因には地球の急激な気温低下がありました。気温低下により作物が実らず、食物の不足が体力の低下をまねき、病気に対する抵抗力が低下します。中世ヨーロッパでは、一時平均寿命が17歳にまで落ち込んだそうです。

 追記 :ブログ筆者追記 

 また、1492年コロンブスのアメリカ発見以来、ヨーロッパ人はアメリカ、あるいはオーストラリアなどの新大陸に侵入し、極端な収奪、奴隷化、殺人を行いました。またヨーロッパ人の持ちこんだ病気の蔓延などにより、1割近くまでも、人口が減少してしまいました。ヨーロッパでは1537年にローマ法王が原住民もアダムとイブの子孫であると宣言するまで、、南米の原住民やアボリジニはアダムとイブの子孫ではないーすなわち人間ではない-から、略奪しようが殺そうが、構わなかったのです。そして植民地化が完了し、キリスト教を現地人に広めるために始めて、原住民も人間と認めたのです。

 42章は世界はどこへ向かうのか? グローバル化した社会での貧富の差の拡大、そしてテロの増大、人口の爆発と化石燃料の使用と環境汚染、遺伝子組み換えなどによる進化への介入、そして最後に、2011年3月11日の原子力発電所事故による世界における、エネルギー問題での大きな方向転換を迫られていることで結んでいます。そして、マルクス、マルサス、ダーウインの予言と警告が、現実のものにならないようにと願っています。

 「自分の子供に、この地球の歴史をどう教えたらいいか、それがヒントになって本書が生まれた」作者クリストファー・ロイドの言葉であると、本書の裏表紙にかかれています。この本の筆者はサンデータイムスの科学記者として活躍した人物です。地球の歴史を文系と理系の両方の眼から見る本書を、自分たちの子どもたちのために書き下ろし、世界的なベストセラーになった。原書は2008年に出版されています。

 このようなスケールの大きな本は、専門の学者がとても書けるものではありません。科学記者という立場で、歴史全体を眺めていく努力の中で、実現できたものです。そしてこのような書物を読むことにより、人間に関しての全体的な知識を得ることができます。現在のような各科ばらばらな学校教育では、なかなか統一したものの考え方を身につけるのは難しいかもしれません。総合的で、科学的で、実用的な人間学を目指す、実用的人間学でも、このような全体的知識を目指します。このブログの筆者も、人間学研究会で、二回ほど1年をかけて、この本のような一貫した歴史、そして、人間の身体と心、そして、哲学や宗教の分野までを含めた、セミナーを開催しました。このような全般的な知識を得た人が多くなれば、様々な偏狭なものの考え方に陥って、自分もまた周りの人たちも不幸にしてしまう人たちが減ってくるのではないかと期待するのです。

追記: 5月5日 日経新聞の特集で、今歴史書を読む人が多くなってきた、と書かれていました。今までは歴史書は5000部も発行すればヒット作だそうですが、今はかなり発行部数が多いそうです。3部門のうち家族で開く歴史書部門で、『137億年の物語」が第1位になっていました。

H・G・ウエルズの『世界文化史』

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 H・G・ウエルズの『世界文化史』("The Outline of History")は最初に1918~1919年に書かれました。何回か改訂され、1951年にR・ポストゲイトがその後の現代の部分を増補しました。日本でも春秋社や角川文庫などで訳されましたが、筆者が感動をもって学生時代に読んだのは1957年(昭和32年)の新潮文庫版です。この本は世界的に大きな反響を呼び、当時世界で300万部が売れたといっています。現在はもっと多くなっているでしょう。H・G・ウエルズは『生命の科学』全5巻も書いており1935年版、平凡社出版も筆者は持っています。

 H・Gウエルズは皆さんご存じなとおり、有名なS・F作家です。『宇宙戦争』、『タイムマシン』、『透明人間』など何回も映画化されていて、S・Fの父とも呼ばれています。ウエルズは『世界文化史』を書く目的を、次のように書いています。

 「わたしが、1918年に世界の歴史を書こうという気持ちを起こしたことについては、いろいろと理由があった。この年こそは、第一次世界後のもっとも疲弊しきった、極度に幻滅を感じた最後の年であった。このような災禍がなぜ起こったのかを考えようとしても、学校で習った歴史では、自分の国以外のことはほとんど知らなかった。そこで改めて『世界の歴史』の必要性を感じたのです。この本はより簡単で平易に読めるようにした。またナポレオンなどを他の歴史家のように単純にほめたたえなかった。そしていろいろな人々がこの本に反論している」

 H・Gウエルズは、世界戦争がおこす恐るべき災禍を再び起こさないように、国際連盟の設立に奔走しました。そして、原子爆弾について予言していました。そしてその原爆により日本が降伏した翌年になくなりました。

釈迦と仏教について

 筆者が学生時代にこの本を読んで特に共感したのは、釈迦やキリストに対して書いたところでした。第3巻の第24章は仏教についてです。「釈迦は通常の食物を要求し、苦行を続けることを拒んで5人の弟子を驚かせかつ恐れさせた。かれが悟ったのは、どんな心理でも人間は健康な肉体によるよく養われた頭脳によってこそもっともよくたっしえられるということであった。」p15 しかし、俗人たちは釈迦の安っぽく驚くような奇跡を求めるものである。p15 釈迦の弟子たちはその師の思想を保存するよりこの樹(菩提樹)を保存することのほうに力を入れすぎたp18

 釈迦はあらゆる人生の不幸や不満があくことを知らない利己主義から来ていることを見究め、、苦悩は個々の貪欲から生まれるものであることを教えた。~人間は自我のために生きてはならないのである。-そうしてこそ初めて人生は落ち着きをえたものになるのである。~涅槃は多くの人が誤って信じているように死滅を意味するものではなくむしろ、人生を卑しくしたり、惨めにしたりひどいものにしたりする自我的目的の死滅を意味するものである

 自己放棄は全きものでなくてはならない。釈迦の見方からすれば、死を恐れることは自己の卑小な個人的生命を限りなく続けようとする貪欲であり、~釈迦の宗教は「不死」の宗教にまさしく対立し、その教義は個人的苦痛によって力をえようとする企てにすぎない苦行者とも、厳然として対立する。p21から22

 人々はより大きな有るものに自身を融合させることがなくては、社会的秩序も、安心も、平和や幸福も、高潔な指導精神なり、王位もないのである。

 原始仏教はいくつかの点で、これまでに述べた宗教とは異なっていた。仏教はまず第一に行為の宗教であり、儀式や生贄の宗教ではなかった。それは寺院をもたず、生贄や祭司という神聖な階級も持たず、またいかなる学的な体系もなかつた。p24

 ここに一部のみを書きましたが、この時期に読んだもっとも釈迦の言ったことにもっとも近い原始仏典『スッタニパータ』を読んで、またさらには、手塚治虫のマンガである『ブッダ』をよんで、釈迦本来の教えに共感し、また次に書くキリスト本人の生き方において、宗教に対する私の基本的な考え方が固まり現在に至っています。

キリストとキリスト教

 第28章 [キリスト教の勃興と、西ローマ帝国の衰退」                    イエスは貧しい説教者で、ほこりっぽくて、日差しの強いユダヤの国をあちこち徘徊しては時折恵まれる食物で生活していたのである。しかしキリストは、そのえがかれた絵のなかで、きれいにえがかれていて、多くの人々はイエスを非現実で非真実の人間と思わせてしまう。p218

 聖書でイエスの父ヨゼフがダビデ王の直系の子孫であるように書いているが、この書き込みが不合理なのは、その伝説によると彼は実はヨゼフの子ではなく、奇跡によって身ごもったということだからである。p218(これはブログの筆者が、聖書を読んで違和感を感じたところです)

 イエスが自身を「キリスト」(ギリシャ語で救世主)とか神の分身とかを主張したことはなく、重要なことと考えていなかった。~懐疑的な著者(ウエルズ)は大胆にイエスをキリスト教とよぶことを全く否定しているほどである。p221

 改宗者や弟子たちは、次第に神殿や裁断や恐ろしい神々、贖罪の儀式や、聖職者の献身、呪術的な祝福といった昔ながらの思想に立ち戻り、やがては憎悪、利害、競争、尊大などの古い習慣的な生活にぎゃくもどりしていったのである。p221から222

 イエスはユダヤ人のみが特別な神に祝福された民族ではなく、男女や身分を問わず、すべての人が神の元に平等であるいった。

 イエスの教えのうちには富豪や、祭司や交易者や、帝国の官吏や一般のそうとうな市民にとっては、その生活の大部分を革命的に変化しなければ受け入れられないものが数多くあったが、しかもそれは釈迦を真に信じる弟子ならば、極めて容易に受け入れられることであり、初期の仏教徒にとってはナザレので死になることには何の妨げるものはなく、イエスの直弟子にしても釈迦の全経典を受け入れることはまことに楽なものであったろう。p229,230

 以上のような、H・G・ウエルズの釈迦やイエスに対しての考え方は、前にも書いたように」ブログ筆者の宗教に対する基本的な考え方の元になったものです。そしてブッダや、イエスは好きで、いわゆる後世弟子たちが作り上げた「宗教」は嫌いという考え方です。

 他にも『世界文化史』では、さまざまなことを、知ることができました。『137億年の物語』では、全体の歴史を幅広く学ぶことができるという点は、優れていますが、H.G・ウエルズのような、世界観、人生観を示そうと言うものではありません。いずれにしても、興味をお持ちでしたら、ぜひお読みになってください。

★ 『世界文化史』は現在出版されていないようです。1902年に書かれた、『世界史概観』は岩波新書で、上下巻であるようですが。出版されていないとすれば残念なことです。

                       

2012年5月12日 (土)

太陽の異変 地球寒冷化の可能性? プライムニュース 常田佐久氏と長沼毅氏

2012年5月11日20時からのBSフジのプライムニュースで「太陽に不都合な真実!地球寒冷化?で人類は?」という番組がありました。ゲストには国立天文台の常田佐久「ひので科学プロジェクト室長と生物学者の広島大准教授の長沼 毅氏がよばれていました。長沼氏は筑波大卒でいろいろな辺境に住む生物を探索し、宇宙飛行士にも志願した研究者です。辺境生物学を提唱しています。

 BSフジでは2011年10月23日にも、「ガリレオX]という番組で、国立天文台の常田佐久氏をよんで、現在太陽の黒点が減少していてちょうど寒冷化が進んだ「マウンダー極小期」に酷似しているという話がありました。

 今回はそれに加えて、太陽観測衛星「ひので」によって、太陽の磁極が4極化しているということが最近分かってきたということが新聞でも報じられた内容が付け加わっております。わたしはこれに関連して「こういちの人間学ブログ」で4月20日に「原発擁護=二酸化炭素地球温暖化説に打撃 太陽の異変 小氷期の到来か?」と書きました。

 それに対して、コメントで個人を侮辱するコメントがあり、さらには2チャンネルで、私の名前をあげて、口汚くののしるような、書き込みがありました。私は、それが同一人物による行為であると判断し、コメントを削除しました。その攻撃の一つは、「常田氏が、自分は今後地球が寒冷化するなどとは言っていない、迷惑だ」と言っていると、常田氏の研究室の大学院生の言葉を引用していました。そのことがありますので、常田氏の発言を注意深くメモをとり、見ていました。詳しくはYoutubeで、直接ご覧になるといいと思います。プライムニュースで検索してもいいですし、直接以下へアクセスしてみてください。

www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html

太陽には磁場があり、プラスとマイナスとで11年周期で入れ替わってきました。ところが今度の太陽の観測で、南北極から、真ん中の赤道面に向かって磁力が流れるという、いわば4極構造になっていることが発見されたというのです。これは今までで、初めて観測されたことです。そのことで、太陽はすでに太陽黒点が減少しているうえに、4極構造になるという異常が起きているというのです。要するに太陽の活動が低下しているということです。いままで太陽の黒点数が11年周期で増えたり減ったりするのが、このところ12,6年に伸びてきているということ、また黒点数が最高になる値もいつもの半分ぐらいになっているというのです。要はかなり太陽の活動が衰えてきているというのです。これは、同じような太陽の状況が測定され、そのときには地球上の気温がかなり低下しました。太陽の黒点数は歴史上ずっと観測され続けているのでわかることなのです。そのかなり黒点数が少なく気温も低下したのが1650年~1700年のマウンダー極小期と1800年~1820年 ダルトン極小期なのです。この時には世界的に気温が低下し、テムズ河が凍ったり、世界的な飢饉がおきました。この時期日本でも京都でー2,5度減少したと推測されています。

 常田氏は、注意深く、「どうなるかは後10年くらい様子を見なければわからない」といっています。しかし、あくまでも、太陽の状況が以前の極小期と似ているということで、可能性を示唆しているのです。しかし断定しているわけではありませんが、そういう可能性があるとは言っているのです。私も、あくまでも「そういう可能性があるといっていて、かならずこうなる」とは断言していません。常田氏は、司会者の「そうすると二酸化炭素が温暖化の原因ではないということですか」という質問に対して、「現在まで気温が上がっているのはCO2かもしれないが、別の可能性もあるかも知れない。主犯ではないかもしれない」、という表現を使っています。

 あと、常田氏が示した長期的な気温変化のグラフで、過去中世の時代に黒点の多い時期があり(太陽活動活発)その時にはかなり気温が世界的に高かった(中世温暖期という)のですが、その後波はありますが、全体的に中世に比べ黒点が少ない(太陽活動が低下)で、世界的に小氷期の時期にあり、ふたたび1900年ころから、太陽の活動が盛んになり気温も上昇するというグラフが示されました。1900年ころからの気温上昇は、これで見ると、二酸化炭素のためではなく、やはり太陽の活動によるもののように見えます。むしろ気象学者の故根本順吉氏の言ったように、二酸化炭素が温暖化の原因ではなく、気温上昇により、海中の二酸化炭素が遊離して空中に出て増大したのではないでしょうか(結果)。

 それが今度は、太陽活動が低下しつつあり、気温が低下する可能性があるということです。長沼 毅氏は、「地球の温暖化はCO2の増加のせいではない可能性もあるのですね」、という質問に対し、「気温に大きな影響がある、水蒸気やメタンガスは人間の手では変えられないので、人間の手で変えうる二酸化炭素に注目したのではないか」といっています。また長沼氏は、「CO2取引などは的を外れたもので、政治的なものである」といっていました。

 長沼氏は、「今の文明は寒冷でない1万年の間にできた。地球は温暖化しても、文明は滅びないが、もし寒冷化した場合、文明に対しての打撃は極めて大きなもので、とても地球上の70億の人口を維持できるようなものではない」といっています。ところが「今寒冷化を真剣に考える機関はない」といっています。また「すでに兆候が出始めている寒冷化はいつ起きるかわからないし、もしわかったときにはもう遅いということになる」。寒冷化の兆候がすでに出ているので、様々な分野の研究者が学際的に、話し合わなければならないだろうと警鐘を鳴らしています。

 地球寒冷化の可能性について書くと、いつも、「では、石油をどんどん燃やしてCO2を出せばいいだろう」とか言う乱暴に書く人がいます。もともと二酸化炭素の影響力が少ないのですから、そんなことは全く必要ありません。ともかく地球の気温に決定的な影響を与えるのは太陽の活動であるということだけは疑えない事実なのではないでしょうか。

 興味のある方は「こういちの人間学」ブログの他に記事もご覧ください。

2012年4月25日  「私の書いた二酸化炭素地球温暖化説批判」のブログに対して、掲示板での攻撃について

2012年 4月20日、「原発擁護=二酸化炭素地球温暖化説~」

2011年11月21日 「地球温暖化問題に対して私の書いたこと」これは、2012年5月12日付で更新しました。

2011年6月15日 「地球の気温にあたえる影響を順に」

2011年6月8日 「迫りくる太陽の異変』NHK  コズミックフロント

           近い将来、気温が下がる?」

その他

 *この番組は前編となっているので後篇が期待されます。

2012年5月13日 追記

「NHK解説委員室 室山哲也解説委員のブログに関して」

 「マウンダー極小期並みの現象」が今後起きたら、地球はどうなる・という質問に対して

室山氏は、「温暖化」との関連で見てみると、地球温暖化は、シミレーションによって、今後100年で、地球の平均気温が1,1~6,4度上昇するとされている。是と比較すると桁が一つ違い、もしもマウンダー極小期のような現象が起きても、温暖化の構図は変わらないことになる。                                                       そういうわけで、今後とも地球温暖化対策を続ける必要があることになる。                  国立天文台によると、太陽異変を確認するには、あと10年の観測が必要で、科学的視点を失わず、冷静に研究を続ける必要があると思う。

以上がブログでのコメントをそのまま書いてみました。

地球温暖化のシミレーションとは、人為的に生み出された二酸化炭素の量により温暖化が進むという仮説に基づいて、シミレーションしたものです。その、産業活動による二酸化炭素の増大が、地球温暖化をもたらすもっとも大きな原因であるという仮説そのものが誤っているのではないかと問題にしているのです。しかし、室山氏は仮説が間違いないという前提で話しています。

 温暖化といいますがこの数年はむしろ平均気温が少し下がる傾向があります。それに、温度がひとけた違うから問題ないとか言いますが、マウンダー極小期での日本の京都ではー2,5度下がっています。ですからけして無視していい数字とは言えません。今後の観測が必要なのは言うまでもありませんが、科学的視点を失うなという室山氏自体が科学的視点を失っているように感じます。

さらに追記 dion軍さんコメントが早いですね。シュミレーションなどという言葉を使っているのがおかしいとのことですが、それは、私の言葉ではなくNHKの解説委員の言葉ですよ。よく読んでコメントすべきです。またいくら書いてもあなたとおもれるものはすぐに内容のいかんにかかわらずすぐに消去しますから無駄なことです。

 追記 確かにシミュレーションですね。この点では間違えました。お詫び申し上げます。

 

2011年12月16日 (金)

宇宙と人類の歴史 宇宙の誕生から宇宙の消滅まで12月ヒッグス粒子 追記版

人間とは何かということを考えるとき、その起源を考えていかなければなりません。人類は何万年前にいかにして生まれたか。そしてさらにさかのぼり、生命の誕生はいつごろどのようにして生まれたか。さらに宇宙の始まりはどのようであり、どのくらい前なのか、また宇宙の未来はどうなのか。この壮大なる歴史は、現在かなりわかってきています。ここでざっと、その歴史を書いてみたいと思います。

Ⅰ 宇宙の誕生

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  137億年前  火の玉宇宙 急激な膨張 インフレーションが起きる

  10-36 秒   大きさ1043 倍になる ビッグ バン

 (うまく表現できませんが、10のマイナス36乗と10の43乗です、以下同じです)

 1)   宇宙誕生直後は素粒子が光速で飛びまわるため

     質量は生じない 

 2) 宇宙が膨張して冷えると、ヒッグス粒子の誕生により、

   宇宙はヒッグス粒子で満ちる状態になる。(ヒッグス粒子の海)

    ヒッグス粒子の抵坑で、素粒子の速度が遅くなり、光を除き

    質量(物質)が生じた。(2011年12月16日追記)

  10-4 秒 (一万分の1秒) 温度 一兆度に下がる 陽子

    中性子ができる

  3分後     温度10億度に 核融合反応によりヘリウム

の原子核ができる

  20分後    核融合反応が終わり、リチウムができる

  38万年後  原子の誕生 温度3000度 宇宙の晴れあがり

  3億年まで   宇宙の暗黒時代 万有引力の働きで物質が集まってくる

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Ⅱ 天体の誕生

  3億年後   原始星の誕生 第一世代の恒星 10万度

          原始星が大爆発により様々な元素がうまれる

          ブラックホールが生まれる

 5億年後   小さな銀河が合体し大きな銀河が生まれる

 8億年後   銀河の中心に巨大なブラックホールが誕生

 91億年後(46億年前)   惑星が誕生してくる

Ⅲ 太陽系と地球の誕生

  46億年前     原始太陽が誕生(今後64億年続く)

  45億年前     太陽系の惑星が誕生する

  45億5000万年~44億5000万年前 地球が誕生する

  40億年前     原始大洋が誕生する

Ⅳ 生命の誕生

  38億年前   地球上に 生命の誕生 バクテリアなど

           嫌気性古細菌 以後 先カンブリア紀

  35億年前    最古の化石 バクテリア

  32億年前   らん藻類が発生 光合成が始まり酸素が増大

  10億年ほど前 酸素増大により酸化型大気 オゾン層形成

  5億4000万年前  カンブリア紀 生物の爆発的増加

  5,7~2,5億年前  古生代 魚類誕生

  4億年前      生物の陸上への進出 両生類の誕生

  2,5億~6500万年前 中生代 

           爬虫類の誕生 殻をかぶった卵

        このころは巨大大陸となっていた(超大陸パンゲア)

   6500万年前      恐竜の絶滅

  2億2500万年前   哺乳類誕生 

  6500万円前~   新生代  哺乳類全盛時代

               霊長類(サル)の誕生 

             現在の大陸の形になってくる

  2500万年前    最古の類人猿の誕生

Ⅴ 人類の誕生

  700万年前   トゥーマイ猿人 類人猿から分離

  440万年前   ラミダス猿人

  240万年前   ホモハビリス   石器使用

  200万年前  新生代 第3紀終わり 第4紀へ

           洪積世 三つの氷期と間氷期を繰り返す

  180万年前   ホモエレクツス  原人

   50万年前   北京原人 火の使用

   23万年前   ネアンデルタール人(古代型ホモサピエンス)

   20万年前   ホモサピエンス誕生 アフリカ(現生人類)

   10万年前   ホモサピエンス 世界中に広がる

   5万年前    クロマニヨン人

 

Ⅵ 文明の誕生

 1万年前      最終の氷河期(ウルム氷期)がおわる

             沖積世にはいる 

 8000年前      北イラク最初の農耕、牧畜が始まる

 5000年前      中国中石器文化

 4500年前     エジプトで農耕牧畜 世界人口1億人

 3300年前      シュメール都市文明始まる

 2500年前      インダス文明

  563年       ブッダ生まれる

 1640~1700    マウンダー極小期 テムズ川凍りつく

  18世紀後半     イギリス産業革命

  200年前       世界人口10億人

  2011年10月    現在 世界人口予測 70億人

  2050年ころ    世界の人口予測  100億人

Ⅶ 太陽と地球の消滅

  不明            人類の滅亡

  数10億年後       天の川銀河とアンドロメダ銀河が衝突

  80億年後        太陽が赤色巨星から爆発 白色矮星に

Ⅷ 宇宙の消滅

  1000億年後    銀河がお互いに離れて見えなくなる

  1014(100兆年)後  軽い恒星が燃えつきる

  10100年後   ブラックホールも蒸発しなくなる?

 ★ ~乗の表記がうまくできないため 上に書くべきところが下になってしまいました。

 参考書など

 * 『ニュートン』 2011年9月号 大宇宙 137億年 1000円 ニュートンプレス社

   天体の歴史はほとんどそのまま載せさせていただきました。面白い本なので

   よろしければ直接お読みください

*   『宇宙は本当に一つなのか』 最新宇宙論入門 ブルーバックス

    村山 斉  2011年7月 820円 講談社ブルーバックス

   最新理論がわかりやすく書いてあります 

 * 人類の起源については、「人類歴史年表」

       http://jinmei.web.infoseek.co.jp/jinrui.html 

   がわかりやすい表を作っていますごらんください

 * 未来の人類あるいは動物に関しての予想は

    アフターマン D ディクソン1982年 4000円 旺文社

    マンアフターマン D ディクソン 1993年 2900円 太田出版が面白いです

追記: 2011年12月14日朝刊 各紙発表 「ヒッグス粒子について」

   欧州素粒子原子核研究所が、13日、宇宙を構成する物質の起源とされる「ヒッグス粒子」の存在を示唆する興味深い現象を検出したと発表。

  ヒッグス粒子は、南部理論をもとに、イギリスのピーター・ヒッグス氏が1960年代に提唱した理論。

 素粒子物理学の「標準理論」によれば、宇宙の初めには、物質の質量はゼロだが宇宙の温度低下によりヒッグス粒子が誕生しそれにより質量=物質が生じたとする理論。このヒッグス粒子だけがいままで、未発見でした。専門家は現在まだその可能性は99%であるが、もうすぐその存在が証明されるであろうといっています。

追記 2013年10月9日 毎日新聞朝刊から

 今まで99%の確率で、ヒッグス粒子が存在するといわれていましたが。10月7日の日本人研究者約100人が参加する「アトラス」など国際2チームが実験を重ねた結果、99,9999%以上の確率で存在を確認。7日発表した論文でヒッグス粒子が予測通り存在することが確定した。

 そして、スエーデン王立アカデミーは8日、2013年のの7ーベル物理学賞を、ベルギー・ブリュッセル自由大のフランソワ・アングレール名誉教授(80)と英エジンバラ大のピーター・ヒッグス名誉教授(84)の二人におくると発表しました。受賞理由は「物質の質量の起源に関する理論的発見」に対するものである。

2011年4月26日 (火)

石原知事脱原発批判 保坂展人氏に対抗して 二酸化炭素説脱却を

後半の一斉地方選挙では、相変わらず民主党が伸び悩みました。自民党、公明党は手堅さを見せ、みんなの党が新たに伸びてきました。その中で、毎日新聞の一面トップは、「脱原発」を唱えた保坂展人氏が世田谷区の区長になったという記事でした。保坂氏は永年社民党の衆議院議員をしていて、この前の総選挙では落選しました。今回は社民党と国民新党の推薦で無所属で立候補し当選しました。他の候補より知名度が高かったせいもありますが、「脱原発」を前面に出したのが選挙民の支持を得たものと思われます。保坂氏は、かなり前になりますが、以前の第二サタケビルの人間学研究所のときに、当時の人間学研究所の副所長の岩城正夫氏が奥様とともに、まだ若き保坂氏とともに来られたことがありました。まだ保坂氏が政治家になる前のことです。保坂氏は原発をやめて「自然エネルギー」で発電するようにするといいといっていました。

 それに対して、昨日(25日)記者団に対して、保坂展人氏が「脱原発」を掲げていることについて「原発以外のエネルギーといって何があるのか。風力発電や太陽光発電などでは今の日本経済全体を支える電力を供給できるわけがない」と批判した。(26日、日経新聞)ちょうど私は石原知事がこの件について、テレビで発言しているのを見ました。風力発電とは言わず、「風車みたいなものではどうしようもないだろう」という表現を使っていました。

また昨日は参議院決算委員会で共産党の井上哲士議員が、菅首相に原発をやめ、ドイツのように「自然エネルギー」への転換を進めるべきだと迫りました。私もちょうどこの場面をテレビで見ていました。菅首相は自然エネルギーを積極的に取り組むのを強めるつもりだと答弁しました。

 これらの一連の発言の中で、革新陣営といわれるところの中でも、依然として「二酸化炭素地球温暖化説」が定説としてまかり通っていることが分かります。二酸化炭素を減らすために、自然エネルギーで発電すべきであると。私は何も「自然エネルギー」を発電に利用するのに反対するわけではありません。しかし、原発の代わりに、「自然エネルギー」だけですませようと思うと、石原知事発言を許すようなことになるのです。

 風力発電はドイツでもたくさん作られております。ただ難点は風が強い場所でなければ有効でないことです。太陽光発電は作るのに大きなコストがかかり、それを作るのにかなりのエネルギーを要し、使ったエネルギーを取り戻すのに10年以上かかることです。また天候に左右され、夜は発電できません。他にも太陽熱、地熱発電、バイオ(メタンガス)発電などがありますが。確かに広げるべきですが、決定的に大きなシェアを占めるのは無理なのです。発電に二酸化炭素を出さないといってもその機械や設備を作るために実は多くの二酸化炭素を排出しているのです。

 もう世の中全体を含めて早く「二酸化炭素地球温暖化説」から脱却しなければなりません。原発を作るために、また維持し廃棄するために、多大なエネルギーと二酸化炭素を放出しますが、それはそれとして、特に革新陣営やエコを叫ぶ人は二酸化炭素地球温暖化説から脱却しましょう。それにとらわれるから石原知事みたいにでたらめを言われるのです。

発電でもっとも有効なのは天然ガスを利用した、ガスタービン発電です。例の二酸化炭素も石油に比べ6割と放出量は少なく、何よりもいいのは、比較的簡単に作れ、優れた熱効率で、安全なために都心部でも活用できることです。送電線も長くいらず、ロスが少ないのです。石原が原発がどうしても必要で、安全だといい切れるならば、都内の今ある埋め立て地にでも作らせればいいではないですか。福島や新潟などの東京から離れて作るのは安全ではないからです。石油はアラブ地方に限られ、埋蔵量にも心配がありますが、天然ガスは世界各地にあり、比較的に安定して供給を受けられます。すでに2009年度の日本の発電のエネルギー源は天然ガスと原発が29%、石炭25%水力8%、石油7%です。

 東京電力についてWikipeediaを見ますと、建設中も含めると水力発電所は全機稼働すれば852万KW、火力発電所は26か所で3637万KW、風力500KW,地熱3500KWで8489万KWにもなります。原子力発電所は3か所で1731万KW,そのうち福島が937万KWです。御用学者が福島が止まり4000万KWしか今能力が無くピークの6000万KWに2000万KWがたりないといっています。だから停電させないため電気料金を3,5倍に上げろとかばかみたいなことを言っています。ところが東電は、5200万KWが7月には可能で5500万KWも可能だといっています。今まで休ませていた火力、水力発電所を再稼働するだけです。いまでも原発なしで8500万KWが可能なんですよ。夏場のピークの6000万より2500万KWも多いではないですか。それに急きょ天然ガスでのガスタービン発電機を東電は入れ始めました。また各大手の工場の自家発電をフル稼働するだけでも原発の不足分が補えるだけの能力があるのです。今まででも原発が無くても、火力水力だけで需要を賄えていたのです。今でも節電節電と騒いでいますが、昨年並みに使っていても実は電気は大丈夫なのです。本当に東電、一部政治家マスコミはみんなうそつきです。このような事実があるにも関わらず一部週刊誌を除きマスコミは大きく報道しません。ともかくは今まで政財官あげて、ほかの発電機を止めて原発を稼働させてきたのですから。原発を止めないために深夜電力も使わせようとオール電化を宣伝し、熱源はガスのほうが効率がいいのに電気にさせてきました。オール電化をやめて、給湯や調理はガスにさせておけばよかったのです。欲張り根性が首を絞めています。

 再度反原発の方は「地球温暖化二酸化炭素説」を捨て去って本当に有効な効率の良い発電方式を提唱すべきです。そうしなければ石原知事みたいなことを言われてしまうのです。もっと天然ガスでのコージェネレーション(熱と発電を同時に行う極めて効率の良いもの)や家庭用の天然ガスによる自家発電などに気がついて国でも力を入れていくようにすべきです。

2010年12月 6日 (月)

DNAにヒ素の細菌 地球外の生命も神が造ったのか

12月2日、米航空宇宙局(NASA)がアメリカの科学誌サイエンスに、通常の生物には有毒なヒ素を生命活動の根幹となるDNA(デオキシボリボ核酸)に取り込んで成長できる細菌を発見したと、発表しました。地球上の生物には主に、炭素、酸素、水素、窒素、リン、硫黄の6元素でつくられており、これらは生命活動に不可欠と考えられているが、この細菌はリンをヒ素に変えても生きていけることができるというのです。今までも酸素のない原始の海に近い状態で、ヒ素を使って光合成をおこなう生物の存在が見られていたのですが、DNAまでに取り込んでしまう生物は初めてであると、大きな話題となっているのです。

始め、NASAは地球外生命を発見したような思わせぶりな発表をしたため、宇宙人が見つかったのではないかなどと一部の宇宙人地球存在説の人々を喜ばせました。NASAはがっかりさせてごめんなさいといったそうです。

研究グループはアメリカのカルフォルニア州にある、ヒ素濃度の高い塩水湖「モノ湖」に生息する「GFAJ1」という細菌が、ヒ素が多くリンが少ない培養液で培養すると、GFAJ1はヒ素を取り込んで増殖したというのです。そしてDNAやたんぱく質、脂質に含まれていたリンがヒ素におきかわっていったといいます。植物でも窒素、リン酸、カリが必至の肥料の材料になっています。いままで、リンがなければ生物として存在ができないとされていました。

ヒ素は元素の周期律表によると、窒素系第15族元素に属しています。そこの窒素、リン、アンチモンなどは似た性質を持っています。ヒ素(As)は33番目の元素で、15番のリンに似た性質を持っているために、リンのかわりに体内に取り入れられやすく、それが大きな毒性を持つことになります。ヒ素は無味、無臭、無色の物質で、特に亜ヒ酸は昔から毒殺に用いられてきました。しかし、体内に残留しやすく、ヒ素による中毒死ということが分かりやすい性質があります。ボルジア家が政敵をこれで毒殺してきたり、中国でもよく毒殺に使われてきました。日本でも和歌山の毒カレー事件で有名です。

 ただ、この発見によって、地球外生命を探す際には、地球に似た環境でなくても、発生しうるという一つの例を示したことになります。昔からSFやマンガなどでは、炭素の代わりに、ケイ素をもとにした生物などが考えられましたが、いろいろな、幅広いいろいろな生命の存在の可能性が増大してきたといえます。

 いままで、太陽系でも火星や、木星の衛星「エウロパ」、土星の衛星「タイタン」などに過去、現在に水が存在する可能性があることから生命の誕生の可能性がいわれてきました。しかしいろいろ調べるうちに、なかなか難しいと考えられてきました。しかし、「今日アルカリの中でも生きられる生命がいる可能性もありうる」ということで、「エウロパ」にも可能性が考えられるようになってきたといいます。

 今太陽系以外でも地球に似た衛星が次々に発見されています。生命の誕生のための条件の幅が広がることによって、それらの惑星に生命が生まれている可能性が高まっているということです。

 これらのことは、人間とは何かというという点に関して、きわめて重要な問題である、生命の誕生に関して、生命を神がつくったという、宗教の考え方より、自然の物質の自然な発展によって、生命が生まれたという唯物論の考え方に、より有利に働きます。もちろん、それらの宗教では、他の惑星で生命の存在が証明されても、全宇宙も神がつくったのですから地球外生命も神がつくったというにきまっていますが。でもそこまで範囲が広がると、地球だけでも大変なのに唯一絶対なる神は膨大な、気の遠くなるほどの広い全宇宙すべてを担当せざるを得ず、いくら万能といえど、全生命体の願いを聞いてあげるのはとても無理そうです。それで地球の一人一人の「神様おねがいします」という願い事を聞いてあげることなどできないように思えるのですが、いかがでしょうか。

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