顔の人間学―科学的人相術のランキング、日本人は福耳かどうかについての関心が高い.西洋人相術の本の紹介。
本はだいぶ古くなりました..買って間もなくこの人相術の部分だけ翻訳してみましたが発表するところがなくそのままにしていました。
日本においては、手相術は占星術にもとづく西洋手相術を元にしていて、人相術は東洋人相術を元にしていると、私のブログに書きました。西洋人相術は、それをそのまま日本人に当てはめるといろいろな不都合が生じるからです。日本人では目と眉の間(田宅)がうんとあいていたほうが、富貴な相とされますが、西洋ではまの抜けた顔になってしまいます。
それから、西洋では髪の毛の色と、眼の色というのが性格判断に大きく影響するのですが、日本では共に黒か、せいぜいが黒褐色だけになります。そこで、では西洋の人相術ではどのように人相を見ているのかを紹介してみようと思います。
"The Compllete Book of Fortune"という本で、ロンドンのBracken Booksというところで、初め1936年に出版されたもので、私の購入した本は1990年版のものです。640ページの大型の本で、そこには、様々な占いについてかかれています。手相術、占星術、骨相学、筆跡学等々、全分野について書かれています。人相術については、295ページから318ページまで23ページ分書かれています。
人相術についての表題は"The Art of Physiognomy"で、人相術とか観相術とか言われるものです。前半は人相術(フィジオノミー)についての説明が書かれています。「人相術とは、人の顔面と身体の形から性格を読み取る技術(art)であり、科学(science)であると定義づけています。また、一方ではある人物の人相から彼の未来を予測する占いもしくは解釈法ともいえる。頭蓋骨の形で、読み取る技術である骨相学や手相術は人相術の1分野であり、人相術の助けとなるものであります」
以後人相術の歴史について書かれています。人相術は古代に起源をもち、特にギリシャにおいては、より高い地位につくに値する性格や適性をもっているかどうかを評価する際に大いに貢献しました。その基本はどのような動物に似ているかということです。たとえばあるものは獅子のように気高いとか、あるものはブタのように下品であるとかです。
16世紀のナポリ人であるG・デッラポルタは動物との比較を推し進めた本を書きました。(日本では『自然魔術 人体編』として1996年に青土社で翻訳されています)その後1世紀ほどあとで、スイスの牧師である、ヨハン・カスパー・ラーバーターは、人相学における大きな貢献をしました。彼は、優れた観察力と数多くのイラストを書いて友人の一人であるゲーテが多いに称賛した人物です。
オランダの解剖学者であるピーター・カンペールは1781年に類人猿やほかの動物と人間の顔の比較を行いました。スコットランド人のチャールズ・ベル卿は1806年に感情表現とそれに伴う筋肉の動きについて研究し、生理学の分野から人相学へ貢献しました。パリの医者である、ギローム・デュシェンヌは1862年に、顔の神経に電流を流し、喜びや、苦痛などの表情を自由に起こす実験を行いました。有名なチャールズ・ダーウインは1872年に発表した『人と動物の感情表現』(1948年邦訳 改造社)に多くのデュシェンヌの図版を引用しました。この本は、『人間の由来』とともに、人間と外の動物との顔と表情の共通性をもって、ヒトが進化した存在であるとしましたものです。イタリアの人類学者である、パオロ・マンテガッツアは、1890年に、英語版の『人相学と感情』を書いて、ダーウインの見解をより深く推し進めました。
以上が本にかいてあることの導入部の要旨です。続いて章を改めて、「容貌における性格表現」について書いています。
顔から彼の性格を読み取れるということは、わかりきっていることのようにおもわれます。しかし、落ち着いて平静で、かつ気品があるように見える顔は実は空っぽな心であるかもしれないし、容姿端麗で、落ち着いた感じの美人が実は、輝いたひらめきやウイットに富んだ知性に恵まれないことを知っている。 性格を判断するにあたっての問題点は、どの人も、自分がどの程度まで、自分の性格を偽っているかしばしば、ときには全く分からなくなってしまっているということです。文明社会では、ほとんどゆりかごの時代からも、彼がしたいことをしたり、人びとが、彼について受け入れられないような感情を表すということを、抑圧し、押さえつけてきたからです。
若い時に受けた教育により、自制し自分の感情をいおおい隠すことを学んできました。しかし強力な感情のストレスや、酒に酔ったり、麻薬などによって、おおい隠された感情があらわれ、一気に彼の心の中の深層や本当の姿を知ることができるものです。~
だから我々は、それらの人々の表面に現れたものだけで判断してはいけない。しかし、それらの隠された衝動があるにも関わらず、道徳的で、社会的な生活をしている人は、そのかくされた衝動と戦うことによって人から称賛を受けるのである。
今明らかなことは、ある人の人相を判断するときに、その顔だけですべてを読み取ろうとしないことである。我々は、見ているものが本ものであるかどうか、偽りのものかを見極めなければならない。そして彼の裏に隠された要素についても知らなければならない。
以上一部を訳しました。後半はいくつかに分けて翻訳します。
ある人の顔において現れた特徴があるにしても、しばしば誤ってしまうことがありうるということを良く知っておかねばならない。
この表が1から60までの性格の特徴です。1、道徳的に強い、弱いなどと対比になっています。
この表が、目の色と性格との対比を示しています。
この表が、全部の要素を集計し、それぞれの性格の要素がどれくらい強いかを示します。
★このブログは2011年7月5日に書かれたブログです。2013年9月に、記事に一部追加して更新いたしました。
西洋人相術の(1)では歴史など導入部について書きました。ここでは、”FORTUNE"という本の人相術で、具体的のどのようなことが書かれているかの一部をご紹介します。東洋人相術では、目の色と髪の毛の色はあまり問題になりません。日本人ではせいぜい黒か黒褐色の違いがあるだけです。ところが西洋人相術では、髪の色と、目の色は人相術の大変重要な要素となっているのです。
この本では、その人の顔だけではなく背が高いか低いか、太っているか痩せているかなど身体の特徴も含め、いろいろな要素について判定していきます。そして性格分類には60項目があり、1、道徳的であるか、道徳的でないか 2、知性的であるか、知性的でないか、~60、真実味がある、偽りが多い、などなど性格特性が列挙してあります。
身体では、1、背の高さ、2、がっしりかきゃしゃか 3、太っているか痩せているか、4、姿勢はまっすぐか曲がっているか、5、行動がきびきびしているか、ゆったりしているか、無気力かで分けられます。
頭と顔では、1、額、2、鼻 3、耳 4、あご 5、まぶた 6、目 7、ほほ 8、口 9、目 10、髪に分けています。
目
は 大小、やまぶたの形などのほか、大きな要素として色が分けられます。
Hazel ハシバミ色、淡褐色 grey 灰色 Greenish 緑色
Blue 青 Brown 茶色 black 黒色
髪
については、直毛、カール、ウエーブ 薄いかどうか 大きな要素は色で、
Brown light 淡褐色 Brown dark 黒褐色 Black jet まっ黒
Black bluish 緑がかった黒 Auburn 金褐色 Red 赤
Flaxen 亜麻色 Golden 金色 white 白
(ここで英字に使っている色は、それに近い色程度と思ってください)
★亜麻色は、淡黄褐色ですが薄紫に近い色でした 修正しました ドビッシーの有名な『亜麻色の乙女」という曲があります
となっていてそれぞれに、性格の特徴が示されています。その特徴が大きいと1点 ややその傾向があると0,5点、反対のポイントはマイナスとなります。
背の高さから始まってそれぞれのポイントを集計表にまとめ、極めてその性格が強いとプラス3点とか、場合によるとマイナスがでます。いろいろな要素がまじりあって、総合してその結果が出るというわけで、一見科学的で、パソコンに入力しておけば、あっという間にその人の性格などが出ることになります。詳しくは改めて書きますが、ヒトラーが最も優れた人種だとしたヨーロッパ北方人種(ゲルマン人系やノルマン系)である、白いはだ、金髪、青い目(碧眼)と日本人の黒い髪で黒い目とをこの表に基づいて比較してみました。
性格特徴のとよいものは2点、やや強いものは1点、弱いものは0から0,5点です。
金髪で青い目の性格、特徴
(極めて高い性格、特徴)
公平、優しさ、寛大、忠実、誇り高い
(かなり強い特徴)
道徳的、知性的、誠実、愛きょう、活動的、勇気、 正直、上品、思慮深い、状況判断うまい、短気 愛情深い、気力充実、芸術的、明朗、情熱的 楽観的、しっと深い、せっかち、
よわい傾向
利己的
黒い髪で黒い目の性格、特徴
(極めて高い性格、特徴)
楽観的、 うぬぼれ、しっと深い、もうれつ・性急、情熱的
(かなり強い特徴)
道徳的、意思堅固、忠実、野心的、利己主義、ぜいたくな、情熱的 正直、誇り高い、執念深い、短気、愛情深い、気力充実、力強い 才能のある、愛情深い、横柄、軽率
元の英文の訳が十分でないものもありますが、表をご覧になれば、どう見ても、金髪で青い目の人のほうが、人格的にも優れているようになっています。どうも、黒い髪で、黒い目の人はロマ人(ジプシー)をそうぞうさせるのではないでしょうか。そして日本人も大部分、これに当てはまってしまいます。とりあえず二つの要素だけで見ましたがそれぞれの項目もあとで書いてみます。
現在の世界を支配しているのが、アメリカやイギリスなどの、ヨーロッパ北方人種であることが、西洋の人相の善し悪しに大きく影響しているのは、十分あり得ることです。
追記
ヨーロッパに住んでいた、ネアンデルタール人は、赤いか金髪の髪で、青い目をして肌も白かったということがDNAの解析でわかりました。日の光が弱い氷河時代のヨーロッパに適応したのです。アフリカで生まれた現生人は黒っぽい肌をしていたと思われます。ヨーロッパに入った現生人類はネアンデルタール人と交配して、寒冷地に適した遺伝子を取り込んだと考えられます。
『髪が見ていた世界の歴史 魔女の黒髪天使の金髪』という本があります。(夏森 恩1994年 講談社)という本があります。髪についていろいろ書いてある面白い本ですが、
日本人はいろいろな他民族が融合してできたが、髪の毛は、大多数の黒髪の優勢遺伝で、すべての髪を黒一色に染め上げたといいます。映画の『オルフェ』(ジャンコクトー監督)では死神の黒髪は不気味さを演出するのに役立った。中に出てくる死神をなぜ金髪などにしなかったのか。それは冥界の気味悪さを表現するには不都合だからだといっています。金髪では、「ヴィーナス像」のような天使になってしまう。
マリリンモンローは、髪を金髪に染めてから、人気が出てきました。マリリンモンローの「紳士は金髪がお好き」という映画などは、金髪好みの代表的な例です。
黒髪への恐れはヨーロッパ人の記憶の中にモンゴル族(タタール)の征服の恐ろしさが染みついているのではないかといっています。
日本では髪の毛と、目の色では性格判断をしないのですが、ほとんど黒かせいぜい黒褐色では区別のしようがありません。また逆に日本のように適度に4つのABO式血液型の変化がないところではまた、血液型性格判断が成り立たないのです。例えばほとんどO 型である、南米のインディオでも、血液型の区別はできません。
追記 2011年7月25日
今月、ノルウエー連続テロ事件が発生しました。爆弾テロとウトヤ島での銃乱射事件で90名以上の人が殺されました。犯人はアンネシュ・ブレイビク(32)で、ネオナチの思想をもっていました。彼はほとんどのノルウエー人がそうであるように金髪でした。眼の色はわかりませんでしたが、青色である可能性が高いです。そうすると前に書いた金髪で、青い目の人の美徳とまったく当てはまりません。日本人が黒い髪、黒い目だからとすべて同じ性格などではなくすべての性格が存在しているわけですから、いい加減だということになります。ですから、この性格分類は特に欧米の人々がもっている、イメージを表しているにすぎないということです。
9月17日 追記
「最後の誘惑」というイエス・キリストを主人公とした映画があります。この映画は大変興味深く、人間学研究会でも宗教の説明のときに、みなさんに見てもらったことがあります。
1988年アメリカで作られた映画で、マーチン、スコチッシュ監督作品です。
十字架を降りたイエスは普通の生活をし、マグダラのマリアと結婚します。ユダは何と言うざまだとイエスを責めます。またパウロはイエスが言っていることと違うように説教しています。イエスが責めると、もうあなたなど関係がないといいます。そのあたりが大変興味深かったのです。
それは十字架に架けられた、死の間際にあるイエスに、金髪で青い目をした「天使」のような少女が、神はあなたを試したのだが、もう十分だからといって、十字架から降ろします。そして、マグダラのマリアと結婚し、子供もできます。ところがその少女は実は悪魔だったということで、それに気づいたイエスは最後に必死の思いで再び十字架に戻ります。
このイエスに呼びかけている「天使のような悪魔」が金髪で青い目をしていなかったら、イエスは騙されなかったのではないでしょうか。天使は金髪で青い目と決まっています。金髪で青い目をしたかわいい少女は天使だと思わせてしまうということです。当時のユダヤの地に金髪の人などいなかったのですが。金髪で青い目をしたのが天使というのは、金髪で青い目をした民族が優位な時代に作られた話だからです。
ともかく、キリスト教の神は意地悪で、いろいろなことで信仰を試します。悪魔の誘惑にのるキリストも神は黙っています。アダムとイブの失楽園の話もわざわざ誘惑させておいて、誘惑に負けたからと言って楽園を追い出します。そしてノアの箱舟のように簡単に人々を殺します。
食は運命を左右する
先生五十歳像
平成4年に、『だまってすわれば』(神坂次郎、新潮文庫)という本が出ました。これは、江戸時代の人相術の中興の祖といわれた、水野南北を主人公とした小説です。水野南北はもともとやくざ稼業の暴れ者でしたが、通りがかりの乞食坊主から「死相が出ている」といわれました。目の中に赤い線が入っていているというのです。死んではたまらないと、どうしたらよいかを尋ねると、食を慎むことと陰徳を積めといわれました。そして、お寺に入り、麦と白豆だけの粗食にし、お寺をきれいにするなど陰徳を積み修行をしました。そうしたら、死ぬといわれた日を過ぎて、たまたま会った乞食坊主から、何と死相が消えておるといわれました。それ以後、水野南北は、その乞食坊主(水野海常)に弟子入りして人相術の本格的な勉強を始めます。そして、髪結いに3年、風呂屋の下働き(三助)を三年、そして死者の人相を調べるため、火葬場の人足(おんぼうといいます)を三年と、徹底的に人間の顔と体を調べたのです。今までの人相術は、中国からの人相術の本の受け売りで、日本人そのものを詳しく調べた結果というものはなかったのです。その結果わかったのが、食の重要性と、陰徳を積むという、正しい行いをして心の平安を得るということでした。これは極めて科学的な立場に立ったものといえましょう。
人間の吉凶も、もともとのその人の長年の行いや癖があらわれてきたことであるというのです。そして「生涯の吉凶はことごとく、食からおこる」ということを確信しました。これは極めて重要なことです。単にその人の顔の形だけでなくその人の生活の在り方も判断するということです。せっかくいい人相に産んでもらっても、その後の生活、特に食生活がいい加減だと、凶運になってしまうというのです。そして人相はただ、顔だけでなく、声、皮膚の状態、歩く姿、座る相など、総ての相(すがた)を総合して判断しなければならないといいます。これはそのまま現代にも当てはまります。
水野南北の本です
水野南北は『南北相法』という本をかきます。私はこの江戸時代の原本を手にいれました。(大正時代に複刊されたようです)そのほかに『相法極意修身録』という本も書きました。それらは現代語に翻訳されています。また、中国でも中国語に翻訳されて出版されています。そしてその人相術は、だまって座れば、ぴたりと当たるとまで言われました。多くの弟子をとり、ついには朝廷に認められ、従五位の下 出羽介という官位をもらうほどになりました。水野南北の『南北相法』のなかで、医者や占い師がその人を判断する方法、「望診」の方法を示しました。それは現代でも大変役に立ちます。
また、『相法極意修身録』には次のようなことばが書かれています。
粗食のものは貧相でも、幸運をつかむ。
食事量が一定していれば、心身健全
食事時間が不規則なものは吉相でも凶に転ずる
築山・泉水のある家は衰運に向かう
夜鍋は大凶。朝寝坊は貧窮短命
女性が吉相を自覚すれば凶相と変わる
などなど色色あります。
「本朝人相考」という本もあります
★ このブログは、2009年8月にかかれたものです。2010年9月の実用的人間学の例会で佐竹が「いい顔とはどういうものか」というお話しをして、改めて水野南北のことについてお話ししました。それをブログに書きますので、2011年にこのブログを移行しました。
★ 2011年9月の「実用的人間学研究会」で、「いい顔とはどのようなものか」というテーマで、実用的人間学研究会の例会で、佐竹が話をしました。その中で書いたことですが、師匠の水野南北の人相について、弟子がぶしつけに聞くところがあります。内容は以下の通りです。
『だまってすわれば』小説 神坂次郎より
南北自体は貧しく生まれ、実に貧相、下相であって
「先生の身体は中背にして一見卑俗、奴僕のごとし、面(おもて)せせこましく、耳小さく、目つき鋭くしてくぼみ、印堂(眉と眉の間)せまく、面皰(めんぽう ニキビ)は常に黒し、眉は小さく、家続(目と眉の間)狭く、鼻低うして顴骨(かんこつ)高し。歯短くして、少なし。足は小にして裏をくりぬき足るがごとしして、甲高し。手裕なりといえども左君子の官(左腕)に刀傷あり。以上どれを取り上げても、先生としてふさわしき相なし。いずれのところに先生の相ありや」
水野南北が答えるには、「ワイは貧家に生まれ、そののちさらに貧しくなり、善人と交わらず、善事をしらずそだったゆえわが相いたって下相。しかし相をみようみようとする心でみると誠の相をみることができない」
「己身の相は一心の相にしかず」と外貌の姿より心中の相(姿)を重んじた。これを無相の相を観るといい、相法の極意とする
◎ 面白いのは、こんなに素晴らしい人相術の達人でいながら、結婚した奥さんは、みんないろいろと問題があり、何回も離婚を繰り返しました。自分の好きな人のことになると、冷静に見られなくなってしまったのでしょう。
◎2022年3月に、この記事がアクセス数でトップになりました。本の写真などを加えました。
おわかりとは思いますが、左側の列が豊臣秀吉で、右側が徳川家康の肖像画です。
現代の人相術は科学的根拠を持ちつつあります
このブログは、ブログを書き始めた2009年7月29日に書いたものですが。一部加筆して2012年12月22日に更新したものです。
◎2025年3月30日 さらに「顔についての記事」を更新して記事をまとめました。
占いが数ある中で、人相術は科学的根拠もあり、一番信用が置けるように思えます。顔の研究についてはかなりすすんできていて、だいぶ前から、日本顔学会というのがあります。私も創立の年より、参加しています。私は古来の人相術も研究し、人相術に関して、二回ほどカルチャーセンター等で、12回の講演をしたことがあります。人相術も心理形態学とか、科学になりつつあります。私は、顔の人間学という項目で、顔と人相術についての総合的考察を書いてきました。その6番目に書いた「あご」についてはこのブログとセットで読んでいただきたいために、更新したものです。
顔の三等分 下停(あご)は晩年運をしめす
人相と運勢との関連において、もっともよい例なのが、標題に出した例です。一般に、人の顔を三等分して額の部分を上停とし、初年運をあらわし、真ん中の鼻の部分を中停とし、中年運をあらわし、口から顎にかけてを下停とし、晩年運をあらわすといいます。上図をご覧ください。この図の全体では信長の顔も対比してあります。信長の晩年の顔は、上停、中停が極めて発達し、それに比べ、あご(下停)が極端に細いのです。また、秀吉は鼻の部分(中停)が良く発達し、きわめて大きいのですが、あごは、極端に小さく、これは歯がすべて抜けた老人の顔です。それに比べ、晩年の家康のあごは、異常なほどはっていて、いわば狸がおになっています。
しかし上から三段目の秀吉と家康のの若い時の肖像画を見ると、秀吉もバランスの取れた顔です。逆に家康は、三方が原で信玄に敗れた時の顔を書かせているのですが、やせ細って、あごは極めて貧相で小さいのです。若い時の家康はやせていて極めて神経質で、戦いの時に爪を噛んだり、とても神経質であったようです。
晩年の秀吉の歯のぬけたあご
秀吉は晩年になると歯がしだいに抜けてしまったためか「のりがゆ」のような軟らかい食べ物が好きであったようで、歯が早くに抜け、その後すべて抜けおちてしまいました。肖像画でよくわかります。歯がなくなると、急速に体力が衰え、歯をかみしめないと、大脳に刺激が行かず、ボケがはじまります。晩年の秀吉は、ボケ老人そのものです。
『太閤さんの歯』という本があります。東京大学教授の堀 純一氏が書いた本です(1996年旺史社)。そこの「太閤さんの臼歯」という話です。京都の豊国神社で、太閤さんのものとみられる一本の歯が見つかったそうです。それは立派な箱に収められていて、慶長元年に加藤嘉明に預かりおきしたものだという証文がついていました。
その歯の鑑定を堀氏が担当することになったそうです。きわめて大事にしてある歯なのでおそらく最後の歯ではなかったろうかというのです。歯は左第二臼歯で血液型はO型だったそうです。そして回り全部に付着物があるので、やはり最後の一本の歯であったということがわかりました。そして歯の状態を見るとひどい歯槽膿漏であったことがわかったと。60代初めでこの歯の状態というのは、ひどい歯槽膿漏との関係や、糖尿病や腎疾患との関係友あいまって、慶長三年(1598)の醍醐の花見での肖像画を見ると極端に消耗しきった姿がえがかれているというのです。そして秀吉はついに62歳でなくなってしまいました。
硬いものを食べ節制を重ねた家康
一方の家康は、少しでも長生きをするために節制を重ねました。生涯粗食で固いものをよくかんで食べるようにし、主食も麦飯でした。将軍になってからもそれを続け、いくらなんでも将軍が麦飯ではと、まかないのものが麦を表面だけ少しにしたら、家康は余計なことをするなと、大いに怒ったそうです。そしてよく噛むことにより、あごは大きく発達しました。おそらく歯もほとんど残っていたように思えます。そしてよく体も鍛え、節制しました。それで長生きをしたのです。この差が、豊臣政権が短命に終わり、徳川の政権に変わった一因なのです。ところが徳川将軍の骨を比較した資料がありますが、将軍家も代を下げるにつれ、しだいにあごが細くなって行きました。今の若者のようにあごが細く、小顔化、すなわち「現代化」しました。でもそれは人類の滅びの前兆かもしれません。皆さんも固いものをよく噛んで、歯を大事にして、晩年運をよくしてください。
参考に下記のブログもご覧ください
「人相術の科学的検証 6 あご」 2012年12月22日
http://koiti-ninngen.cocolog-nifty.com/koitiblog/2012/12chin-d052.html
これはうまくつながらないようです、すみません。
西洋人相術では下記のように判断をしています。
”The Complete Book of FORTUNE" BRACKEN BOOKS
Chin
Projecting 道徳的、意志が強い、野心家,活動的,勤勉、
(つきだした) 気力充実、性急な
Straight 道徳的、知性的、誠実、利己主義的、勤勉、
(まっすぐな) 上品、従順、抜け目がない
Receding 隠し立てする、利己主義 やや寛大
(後退した) やや親切 少し上品
Long (長い) 頑固、厳格、思慮深い
Short (短い) 誠実、忠実、愛情深い、せっかち
Square 道徳的、厳格、楽観的、正直
(四角い)
Pointed 誠実、優しい、利己的ではない、楽観的、忠実、
(とがった) やや思慮深い、高貴さ、遠慮がち
● 突き出した顎
ハプスブルク家での遺伝が有名です。スペインとオーストリアを領有したハプスブルクかでは、下あごのつきだした形が優性遺伝して、「ハプスブルクのあご」として有名です。
水野南北の人相術 (江戸時代の人相術中興の祖)
東洋人相術では、あご全体を見るよりあごの骨の張りを見ます。
顴骨(けんこつ)-両方のほほ骨 (いわゆる鰓ともいわれているところ)
顴骨は世間のことを司る。また活動力の強弱をあらわす。顴骨が高い人は活動的である。逆に顴骨がない人は活動力が乏しく心に器量がない。
顴骨が高い人は悋気(やきもちをやく)が強い
硬いものを良く噛んで食べる人は、あごの骨が発達し、当然顴骨が発達します。
硬いものを良く噛んで栄養状態も良く、身体ががっしりした人は、精神的にも充実した人とになります。逆に良く噛まずに柔らかいものを食べる人は、消化が良くなく、栄養も不十分で活力が乏しくなります。東洋人相術ではさらに下記のように見ます。あごの形は後で示すように極めて後天的な要素が影響します。
東洋人相術でみる、あご
拡大(がっちりしたあご 統率力大、ボス的、支配的
小さいあご 統率力乏しい、無力、内向型、
ちゃめっけ、依存心、かわいさ、女性に多い
しゃくれたもの 美を愛し鋭い創造力がある
うんとしゃくれたもの 自尊心がとくに強く、人を舐めたり
からかったりする
細ぼそりのながいもの 皮肉や
小さくても頑丈 身軽で、敏捷
日本人の顔、縄文系、弥生系で見ると
縄文系の人は、丸や四角い顔で、がっしりした顔立ちです。 あごも四角ばった形になります。弥生系、渡来系の人は面長で、 卵型をしている人が多く、あごは小さい傾向があります。渡来系 の人は、支配的地位になることが多く、そうすると、食べ物も柔 らかいものを食べるようになり、あごの骨と筋肉の発達が遅れ るようになります。 いわゆる貴族化してきます。庶民は硬いも のを食べることが多く、あごはがっしりと発達していることになり ます。
顔を構成するもの
顔の形を変えるものは、いろいろな要素があります。
1、遺伝的要素
子供が親に似るのは当然です。親にあまりに無くても、 祖父母の要素が出てきたりします。黄色人種など、白色人種 などは遺伝的要素です。
2、後天的な社会的、心理的諸条件
① 栄養状態(全体に経済的状況がよければ栄養状態は 良好になる傾向)
② 生活習慣などによる変化、環境の変化によるもの
③ その人の日常の生活による表情の変化(心理的諸条件)など
フランシス・ボオ(フランスの心理形態学者)は『容貌と性格』(1955年、クセジュ文庫白水社)、同じ遺伝的条件で生まれても、その後の社会的諸条件により変化するといっています。
遺伝的条件も良く、社会的条件も良い場合、顔は拡大 (大きくなる)する。
遺伝的条件は良いが、社会的条件が悪い時は、 顔は突出(突き出す)する、。
(鼻やあごなどを中心として前面に飛び出す)
遺伝的条件も、社会的条件も悪い時は、顔は委縮’ちじむ)する
● ボオの紹介は改めて詳しく書いてみます。
食物とあごの関係
あごと鼻は後天的な要素が強く表れるところです。あごは、食べ物が固く、よく噛んで食べていると発達してきます。またやわらかい食物を食べることが多いと、あごは発達しません。
あご=下停は晩年運を見ます 信長、秀吉、家康のあご
東洋人相術では、口から下の部分を下停とよび、晩年運 を見ます。これは理にかなっています。
詳しくは、私の書いた下記のブログをご覧ください。
2012年12月22日
顎(2) 「信長、秀吉、家康のあごと運勢」
http://koiti-ninngen.cocolog-nifty.com/koitiblog/2012/12/post-7d1d.html
追記
「人相術の科学的検証シリーズ」は顔の各部分に関しては これでほぼ終わりました。正しい人相判断は顔だけを見るわ けではありませんから、この後も続きます。参考までに、今 までに書いたものは次のとおりです。
1、鼻 2、耳(1),(2) 3、目 4、口 5、額 6、眉 7,顎(1),(2)
西洋人相術(1)、
(2)金髪、青い目と黒髪
(1) 額は若い時の運勢を見るといいます。 (2013年1月 追記版)
額(ひたい)は、東洋人相術では 上停と言って、若年運についてみます。額がよく発達していると、勉強がよくできて、評価が高いということではないでしょうか。私が今まで経験したところ、たしかにそういう傾向がありますが、額がせまい人は知性の面で劣るとかいうことは全くありません。以前に人間学研究会で話していただいた言語学者の西江雅之元早稲田大学の教授はかなり狭い額でした。しかし、彼は23歳で日本で初めてスワヒリ語の文法を発表し、何ヶ国語も話すことができる凄い能力を持った方でした。
額は水野南北によれば、貴人あるいは目上の人との関係をつかさどるといいます。また運の吉凶をみるともいいます。以下東洋人相学でいわれていることを書いてみます。
額の上部が発達している人は 思索的抽象能力に優れる
額の中部が発達している人は 記憶力に優れ、具体的能力に優れる
額の下部が発達している人は 分析力に優れ、勘が良い 理屈を嫌う
額の広い人は、長男長女に多く 狭い人は 二男次女以下に多い
これらは、私の見るところある程度あたっているように感じます。
額がせまいか広いかの基準は指三本を額に当てて見て、眉から髪の生え際までが標準といいます。今までの経験から全体に三本より大きい感じがします。ちなみに私は指4本分以上あります。かなり広い方です。禿げている人は昔の生え際で判断します。
額が広いということできわめて目立つのが哲学者の、イマニュエル・カントで肖像画をみるとその大きな額が目立ちます。いかにも抽象的思考に優れているように思えます。しかし広すぎると現実離れして空想的にまでなってしまうようです。
逆にスポーツマンなどは額がせまい人が多いです。マンガのスナイパーのゴルゴサーティーンなどはかなり額がせまいです。
(2)額の傾斜などに関しての見解の相違
横顔で額が直立しているか、傾斜しているかの差があります。 フランスの心理形態学者のフランシス・ボオは『容貌と性格』(クセジュ文庫 白水社)という本の中で、額の後退はその人の積極性を示し、直立している人は消極的で知能的な傾向があると書いています。これはかなりあたります。
面白いことに、自分の額の形のほうがよいと思う傾向があって、額が直立傾向にあると思われるギリシャの哲学者アリストテレスは、「垂直に立った額は知性的に大変優れている」といい、ヨーロッパの著名な人相学者のラーバーターは自分の額がかなり傾斜しているのですが、垂直の額は理解力が不足する傾向があると言っています。
額の中央がへこんでいる場合、わずかなら批判的意見を言う傾向が強く、かなりへっ込んでいる場合は、夢想家的で、自分の考えを実現できない傾向があるといいます。
筆者の見るところ、額の広いせまいは、頭の良し悪しではなく、広い額の人は、いろいろなことに興味を持っていて、博学ではあるが集中的に研究をするのは苦手です。私もこのような傾向があります。
額のせまい人は、一つのことに集中して研究する傾向があって、あまり幅広く広げない傾向があります。これは一般の人にも広い額の人には、「あなたはいろいろなことに興味を持って、いろいろやってみたいでしょう」と。狭い人には「あなたはどちらかというと、何か興味を持つとそれに没頭する傾向があるのでは」、というと、どうしてわかるのと言われることが多いです。
もちろん普通の広さの人は中間的で一番多いのです。
一般には女性で富士額の人が美人とされていますが、東洋人相術では逆に富士額の人は下賤の相といわれ、芸者などに多いと、言うのですが、果たしてどうでしょうか。
すべてが平均的な顔の人は、バランスが取れているのですが、これと言って特徴が無く、性格や、行動も中庸的で、人相をみてあげるときには、一番特徴をいいにくいのです。
★ 『人相活断大事典』によれば、
広い額の人は 会社員や店員、政治家によい 交際が上手とされている
狭い額の人は 孤独の相で引き立てが無い しかし自分の腕一本で働く人職人や実業家に向いているし多いという 気が短くて、もめ事を起こしやすい
(3)西洋人相術では額(Forehead)をどう見るか
2012年2月追加 ”The Complete Book of Fortune" Bracken Books Londonから
高い額 道徳性(モラル)強い 知性的 誠実 楽観的
やや誇り高く、気力充実
低い額 道徳性低い 決断力弱い 情熱的
やや享楽的でやや上品
広い額 寛大 虚栄的 忠実な 高貴な 度量 慈悲深い
情け深い 気配り
狭い額 知性的 意志の強さ 厳格 行動的 積極性
抜け目なさ 清潔さ
突き出た(直立した) 知性的 野心的 行動的 忠実 賢い
後退した 欲が深い 利己主義的 虚栄的 享楽的 情愛強い
しっと深い 不満足 弱さ
★西洋人相術では、どうも後退した(傾斜した)額はあまり良い評価を受けないようです。
また逆に、高く、広い額が良いとされているようです。
2016年2月追記
ネアンデルタール人の全遺伝子(ゲノム)が解析されています。また、ほぼ完ぺきな人骨も発見されています。ネアンデルタール人は寒冷地に適応して、赤い髪、白い肌、青い目をした人々もいたということがわかります。体もがっしりしていて、ちょうど北欧のバイキングを思わせます。ノルマン人、ゲルマン人は、ネアンデルタール度が高いのかもしれません。
傾斜した額と眼窩上隆起はネアンデルタール人の大きな特徴です。傾斜した額には原始的なイメージがあるのでしょうか。傾斜した額はいずれにしても行動的、活動的なイメージがあり、垂直に立った額は知的なイメージがあるようです。
眉は東洋人相術では、身内運と寿命を観るといいます。
東洋人相術では、西洋人相術に比べ、眉を重要視します。
東洋人相術(水野南北『南北相法』)では、眉は身内との関係を観るといいます。
眉が極めて薄いものは子に縁がないといわれます。確かに身の周りでも極端に薄い人は、男女を問わず、お子さんがいないように感じます。太すぎない程度に豊かなのが、身内運に恵まれます。
眉が豊かで、丸く、ゆったりと下がっているような眉は、涙もろく、心優しい人が多く、羅漢眉と言われます。このような眉の人は長命だといわれます。
眉が太目で豊かでそろっているのを、吉とします。眉は、目より大きいほうが好ましい。
特に太すぎると思われるような眉は、凶で家を乱すといいます。
眉毛が乱れているときは、緊張状態にあるとき、災難がふりかかるかも
眉毛が入り乱れむら雲のように乱れているものは災難がふりかかるといいます。逆に言うと強度の緊張状態や逆境にあるときには交感神経がはたらいて、立毛筋に働きかけ、眉を逆立てるのかもしれません。目の中に赤い筋がはいるのを剣難の相があるといいます。同じような強度の緊張状態におかれている状況によるのかもしれません。また、眉が乱れて端のほうが跳ね上がっているような眉は、いわゆる眉毛を逆立ててなになにという風に使われるように、気持ちがあらあらしく、なっているときには凶暴になるときもあります。小学校時代に同級生で、このような眉の子がいて、かなり荒っぽかったのを記憶しています。私自身も、気持ちがあらだっていたりするようなときに鏡を見ると、かなり眉毛が逆立っていることがあります。緊張状態にあると、鳥肌が立つのと同じように立毛筋がはたらいて、眉毛を逆立てるのではないかと思います。そのようなときには,眉毛を手でなぜながら、落ち着け落ち着けと、なにか気分転換するなり気持ちを収めようとします。。
眉が長くふさふさしている人は長命か
眉が長くふさふさしているような眉の人は長命だといわれますが、私が思うに、眉毛が老化すると、長い眉毛が増えてきます。長い眉毛は長命の原因ではなく、結果であると思われます。非常に眉毛の長いのが目立ったのは、日本社会党から首相になった、村山富市氏です.。2012年現在88歳ですが、もしかしたらかなり長生きかもしれません。私の父親も92歳で家の中で転倒してなくなりましたが、その事故がなければ、もっと長生きしたと思います。かなり眉毛は長かったのです。私自身ももうすぐ70ですが、次第に眉毛が長くなり、ときどき、長い眉毛を切っています。眉毛が老化してきているのです。
東洋では目と眉の間を重視する
東洋人相術では、目と眉毛の間の艶や膨らみ、広さを重視します。水野南北はここを家続といって家の存続がうまくできるかどうかを観るとしています。あるいは田宅ともいいます。呼び方は違いますが同じような意味です。ここがある程度広くて、ふっくらとして、色つやが良いと、家を存続発展できるというのです。お金持ちの家に生まれると、ここがゆったりして広く、貧しい家に生まれるとせまくなるというのです。またここがくすんでいたり、ほくろや傷があると良くないといいます。この部分と、目の下の部分(水野南北はここを男女といい他の人相術では臥蚕(がさん)といい、寝不足やひどく疲れると黒ずんでくるところで、健康状態が現れやすいところです。いろいろな状況が悪い時には体調も崩しているときが多いのです、状況が良くなると体調も戻るという相関関係があります。
ただこの見方は、東洋人相術にのみ成り立つことです。西洋人はここが狭いのが普通で、ここが広い人は東洋的な顔でのっぺりしていると良くないようになるでしょう。
渡来系、弥生系の人たち(ツングース系)はどちらかと言うと、のっぺりした顔で、いわゆるお雛様やこけしの顔立ちです。上方中心の支配層の顔立ちです。こういう人は、眉と目の間も広いのです。在来系、縄文系の人の顔は彫が深く、目と眉の間も広くありません。日本の支配階級になった渡来系の人が、家続や田宅が広いということになります。日本では公家では男女を問わず、眉毛をそるかお白いでかくし、眉墨で上に描いているのは、より高貴に見せるためでしょう。
ちなみに江戸時代の有名な人相術師である水野南北の顔は額がせまく、目と眉の間が極めてせまく、目が落ち込んだ顔、いわゆる典型的な縄文顔をしていました。
眉の形は身体の三基本型に対応します。
クレッチマーやシェルドンなどは、体つきを大きく三つに分けました。そしてそれに対応した、性格が表れると主張しました。いわゆるやせ形(分裂質型)と、太り型(躁鬱質)と、筋肉質型(テンカン質)です。そしてその体つきや体質に応じたそれぞれの顔の各部分が対応することが多いのです。やせ形で逆三角形で頭が優位と言う人の眉は、眉は細く、やわらかく三日月形のことが多いのです。太り型の人は、丸顔で口からあごにかけてふっくらとしています。眉は柔らかく、濃さはふつうで、緩いカーブを描きます。筋肉質型は、四角い顔です。顔の中間部分が発達しています。眉は直線的で濃い形をしています。それぞれの神経系の型、あるいは性格が対応しています。
西洋人相術では眉をどう見るか Eybrows
アーチ状の眉 寛大、正直、愛情深い、せっかち
平らな眉 意志堅固、野心家、しっと深い、やや楽観的
ハの字状に傾いた眉 誇り高い 傲慢 横柄 嫉妬深い
端が上がった眉 公平、率直、優しさ、寛大、楽観的、短気、せっかち
解説
アーチ状の眉(Arched)は東洋での羅漢眉に通じて、洋の東西を問わず、優しさ、穏やかさを示しているようです。
平らな眉(Flat)は、スポーツマンや行動力のある人の眉に良くあるのでしょう。
傾斜した眉 (Obliqe)
1、ハの字状の眉 欧米では誇り高いとか傲慢とか、あまりいいイメージでは無いようです。
東洋人相術では「二尾の相」と言って、妻縁が一度で収まらない人が多く、目尻まで下がっていると、特にその傾向が多いといいます。女性の場合は後家相なのだそうです。
2、端が上がっている眉 西洋では、公平、優しさとか良い評価です。ただし、短気とかせっかちなのだそうです。
全体的に西洋人相術では、あまり東洋人相術ほどには眉を重視していないようです。
西洋人相術では口、唇をどう見るか
”The complet Book FORTUN"BRACKEN BOOKS London 1990
ではどのように書かれているかを示してみます。
公平、誠実、優しい、寛大、楽観的、思慮深い、慈悲深い
愛情豊か 気力充実、鈍感
口 小
野心的、忠実、遠慮がち、短気、芸術的、せっかち
唇厚い
親切、寛大、楽観的、慈悲深い、しっと深い、気力充実
わがまま
唇薄い
まじめ、冷淡、利己主義、勤勉、頑固、落ち着いている
はっきり分かれた(くっきりした)唇
厳格、楽観的、忠実、出しゃばり、鈍感、気力充実、
ゆるんだ唇
不誠実、不決断、享楽的、不正直、だらしない
しっかり結んだ唇
意志堅固、冷淡、野心的、猛烈な、頑固
★以上のように書かれています。東洋人相術に共通したところが多いです。
大きくて厚い唇は、体格が良く、栄養が行きとどいて、社会的諸条件が良いということが考えられます。そうすると自然とゆとりも出てくるものです。
◎ 以下は、2010年9月25日に書いたブログです。
人相術については今まで、目、鼻、耳について書いてきました。今回は口についてです。
口は、人相術でいう、下停すなわち鼻から下の部分で、もっとも重要なところです。下停は晩年運を示すところで、家康が若いころは、顎が小さかったのが、粗食で固いものをよく噛んだ食べたため発達し、秀吉、信長は極端に細く晩年運の違いが際立ったということはすでに私のブログに書きました。
人相術では、口は愛情、意志、生活力を表すといいます。
口は個人的な違いもありますが、人種的な違いがかなりあります。アフリカの黒人系の人々は、唇が厚くかなり目立ちます。それに比べて、北欧系の人はかなり唇が薄く、時に上唇がほとんど見えないくらいの人がいます。日本人のルーツの比較でも日本にもとから住んでいた、南方から来た縄文系の人々はかなり暑い唇をしています。それに比べて、北方からきた渡来系の弥生系の人々は薄い唇をしています。
口の大きい、小さいは絶対的なものではなく顔全体に比較した相対的なもので見ます。同じ口の大きさでも、顔の細い人と、顔の横幅の大きい人では同じ口の大きさでも、印象は異なります。目と目の間の間隔に比べてどうかということで見ます。
江戸時代の有名な人相術師の水野南北は、口は子孫の有無、および気力の強弱をみると言っています。以下、人相術でいわれていることを列記してみます。
大きい口 ー生活力大きい 小さい口 -生活力 小さい
厚い唇 -愛情深い 情熱派 食通派 甘党 性欲も強い
薄い唇 -情が薄い おしゃべり、辛党 性欲はすくない
上唇が厚いか薄いか ― 働きかける愛情がが強いか弱いか
下唇が厚いか薄いか - 自己の性欲を示し、受け止める愛情が強いか弱いか
おしゃべりか無口か おしゃべりの順に並べると
大口薄い唇 中口薄い 小口薄い 大口厚い 中口厚い 小口厚い(おちょぼ口)
大きい口で薄い唇の人に、内緒話などは禁物ですぐしゃべってしまいます
味覚の発達の度合い 順に
大口厚唇 中口厚唇 小口厚唇 大口薄唇 中口薄唇 小口薄唇
このように言われています。南方系のくちびるの厚い人はいかにも情熱的な感じがしますね。今まで、見てきた中で上記のような傾向はある程度あると思います。飲みに行って、ホステスさんに人相をみれるというと、見てみてと言われます。各部分の話になるのですが。だいたい唇は標準ですが、かなり、厚め、薄めと感じられるものがあります。その時には、両方とも、厚い人は、あなたはとても情熱的で、すぐ相手の人が好きになってしまうでしょうといいます。燃え上がりすぎて失敗することがあるので気をつけてといいます。そういう人はおいしい食べ物にどん欲です。また上唇が厚くて、下唇が薄い人は、あなたは自分が好きになった時には、情熱的になるけれども、誰かに好きになられたときにはあまりもえないのではといいます。また下唇が厚くて、上唇が薄い人は<、あなたは自分から好きだといいだせないけれど、誰かに愛されるとそれにこたえてあなたも好きになるタイプだねといいます。両方とも薄くて小さめの人は、恋愛に消極的です。そういう人は食欲もあまりありません。このように行ってきましたがかなりの確率であたります。試してみてください。
口元のしまりあり 意志力が強い、頭の働きが良い、根気づよい
口のしまりなし 積極性に欠けだらしない
口の先(口角)が上がっている
一生食に困ることがないと水野南北は行っています。
笑うと口角が上がります。笑っていることが多くそれが顔に染みつきます。相手にいい印象を与え、運勢が良くなります。笑いながら指で口角を上げる方法(導引術)で変えることができます。口の形が良く口角が上がっている人は明るい性格で、人に好かれ運勢が良くなります
口の先が下がっている
無力症、欲求不満 水野南北は散財をすると言っています 不平不満があると口角が下がります、いつもそのようにしているとそれが固定します
これは必ずと言ってよいほどあたります。ご自分の顔をよく見て、下がっていたら、反省する必要があります。
上唇が極端に薄い女性 冷え症や流産が多いといいます 恋愛に消極的です このような人は、すらりとした美人の女性に多く、男性をひきつける傾向があります。しかしそのギャップで、男性は苦労します。
受け口の人は 自分勝手なところがあるといいます。猫を被ることがあると。
ヨーロッパの名門 ハプスブルク家では受け口が、優勢遺伝しハプスブルク家のあごとして有名です。
出っ張った口 野性的で、女ではおしゃべり 南方系の人に多い
引っ込んだ口 平和的、おとなしい、食物の節制 北欧系の人に多い
女性で 口が大きく厚く、教養がない場合 官能的、享楽的になる
でもこのあたりが重要で、遺伝的にいろいろマイナス面があっても、教養と意志の抑制力があれば克服できるということです。
以上、科学的にどうと検証はあまりできないのですが、人々の間で、すでにここに示したような事前のイメージがあって、人はそのイメージにあわせて行動する傾向もありますので、おおむねここで示したことがある程度あたると言えましょう。しかし教養の程度で大きく変わることを改めて、書いておきます。
西洋人相術では目の色の違いをどう見るのか
"The Complete Book of Fortun" Bracken Books 1990 Londonを参考にしました。
この本の人相術のところでは、目など各部位の性格的特徴を列記してあります。
各性質が極めて顕著なもの、と中間的なもの、否定的なものと言うように列記してあります。ここでは、中間的なものを除き、顕著なもの、否定的なものを書き出してみました。
西洋人相術と、この本の紹介、および日本の人相術との違いを、2011年7月5日の「こういちの人間学」ブログに書きました。特に、金髪で青い目と、黒髪で黒い目であるとどのようにして違うのかを示してあります。
2013年7月9日 wikipedia で、瞳の色というところに出てくるものを開くと詳しく出ています。あるいは。
「あなたの瞳は何色にかがやいていますか」
http://matome.naver.jp/odai/2135307324819154001
つながりました。とてもすばらしい資料です。
ぜひご覧ください。
それによれば、アンバー(コハク色 イエロー、ゴールド)
(オオカミの眼といわれる)
や、ヴァイオレット(青紫色)(エリザベステーラー
がそうであったと)
またまれにレッド(赤) アルビノによる
などがあるとのことです。
Eyes 目
Hazel (ハシバミ色、淡褐色)
道徳的、知性的、誠実、志あり、親切、寛大、勇気、
忠実、思慮深い、誇り高い、しっと深い、活発、
真実味
Grey (灰色)
道徳的、知性的、意志堅固、誠実、愛想がいい、
志あり 活動的、勇気、忠実、正直、上品、
愛想がいい、せっかち
Greenish (緑色)
道徳的、志あり、思慮深い、誇り高い、せっかち、
情熱的、(中間的な性格が多い)
Blue (青)
道徳的、知性的、公平、優しさ、親切、寛大、
活動的、勇気、忠実、正直、誇り高い、
短気でない(美徳が多く悪いところなし)
Brown (茶)
道徳的、公平、誠実、厳格、優しさ、親切、寛大、
正直 高貴、慈悲深い,嫉妬深い、短気、
愛情豊か、気力充実 短気ではない
Black (黒)
野心家、利己的、享楽的、ぜいたくな、なまめかしい、
正直 軽率、誇り高い、しっと深い、執念深い、
愛情深い、気力あり 力強さ、性急、才能がある
(黒は32項目があり、最多。他の色と明らかに違う、
マイナス面が目だつ)
★ 日本人ではせいぜい黒か茶色であまり、性格の違いが
強調されようもない。髪の毛の色も、西洋人相術では、いろ
いろ区別される。日本でも髪の色は目と同じである。
EYES
Large (大)
誠実、活動的、楽観的、忠実、愛情深い、
才気に満ちた、真実味がある
Small (小)
利己主義的、思慮深い、短気、せっかち、
Orbits deep (Orbitsは軌道という意味ですが、
人間の眼では、眼窩(がんか)が深い
いわゆる奥目でしょうか)
嫉妬深い、不満が多い、気力充実、性急な
、才能がある
Orbits shallow (東洋人的な目が平面的、
なのでしょうか)
誠実、優しい、寛大、慈悲深い
lids drooping (瞼が垂れる いわゆる
垂目でしょうか)
なまめかしい、誇り高い、しっと深い、
わがまま、芸術的、
Lids hooded (瞼がおおわれている、
東洋系の目でしょうか)
熱心、利己主義的、抜け目のない、
Bright (輝いている目)
公平、優しさ、寛大、活動的、楽観的、
忠実、愛情深い、
気力充実、力強さ、猛烈な、才能がある、
芸術的、活発、巧妙、真実味ある
Dull (どろんとした目)
利己主義的、神経質、冷淡、だらしがない、
不寛容、しっと深い、情け容赦ない、
わがまま、活発な
★この部分は私の英語力のなさで、間違っているかもしれません。直していただけると 助かります。
2013年7月9日付記
7月9日に書いたブログで、NHKスペシャルの「運命の遺伝子」という番組で、眼の色を変える遺伝子のことが話されていました。面白いので転記いたします。
ヒトの染色体で15番目の部分にある、HERC2という遺伝子は瞳の色を決める遺伝子である。瞳の色は、メラニン色素(たんぱく質)の量二よってきまる。ある遺伝子配列のなかで、ある部分がA(アデニン)であれば、メラニンが濃くなり茶色に、G(グアニン)であれば薄くなり、青い色になる。その段階の違いで、濃い茶(黒とも)から青い目の諸段階の差が出てくる。
日本人にも東北地方で、青い目をした日本人が言っての比率でいるようです。混血をしたわけではなく、バイカル湖付近や北欧系の人たちが日本に渡来してきた無残りなのでしょうか。
さて東洋人相術では、目の形について様々に判定されるが、西洋
では、目の色(人種的な分類)の違いを重視している事がわかります。
以下の文章は、2009年11月2日に書いたブログの内容です。
目と眼について
一般的には目だが、まなざしとか言う意味で、人相術などでは目より眼をつかうようです。目に関しての熟語は極めて多いのです。「目は口ほどに物を言い」など日本語大辞典には134もありました。それに比べ眼は眼を肥やす、眼を開くの二つだけでした。
人相術での眼の重要性は、眼を隠してしまうと、誰かが分からなくなるので、集合写真で、関係者以外のほかの人の眼の部分だけを黒くして隠すことでもわかります。目と脳は調節つながっていて、いわば脳の出張所のような役割を果たします。そして眼は人相術では知性をみるところとされています。
水野南北の『南北相法』
によれば、眼でもって、心の清濁、またその時の苦楽をみることができると言っています。眼が厳しいものは心も厳しい。眼に勇気あるものは、その心にも勇気がある。眼が濁っているものは辛労がある。眼が落ち着かず、よく動くものは、心が定まらないなどです。まばたきを多くする人は、心がイラついて根気がない。眼が深くくぼんでいる人は、性急な性格な人で善にも悪にも強い。精力盛んだが涙もろいところがある。眼が大きく飛び出ている人は家を乱し妻との縁が変わることがある。などなどである。相者が眼を見ようとするとき、臆せずに大きく眼を開くものは、望みごと大きく意志がしっかりしている。しかし家を乱すことがあると。逆におどおどした人は、気が小さい人である。
眼が飛びだしているのは、バセドー氏病の可能性が高いのです。バセドー氏病は甲状腺ホルモンの働きが高まり、非常に活動的になります。ゲーテにその傾向があり、80歳で、12回も恋のエピソードがありました。バセドー氏病が治ってくると、目もあまり飛びださなくなり、過剰な活動性が収まります。
目が大きく見開かれているか、細い眼であるかは、人種的な特徴があります。アジア系のモンゴロイドは、寒さに適応して、まぶたに脂肪がつき、いわゆる、厚ぼったい一重まぶたの目になります。南方の人たちは、温かいところで、活発に活動する傾向があり、情熱的なイメージがあります。北方系の一重まぶたの人は、控え目であまり情熱的ではありません。日本人でも、先住民族の縄文系の影響の濃い人たちは、目が大きく、渡来系である、弥生系の人たちは、モンゴロイドの特徴を強く持った、一重の目の細いいわゆる浮世絵美人系になります。又渡来系の弥生系の人は眼の釣り上った、いわゆるキツネ目の人が多い傾向があります。
女性の場合、情熱的な感じの目にするために、二重瞼に整形する人が多いのですが、かなりイメージが変わります。韓国の人たちは、もともとは一重まぶたの人が多いのですが、二重に整形する人がとても多いようです。
人は、一般にこれこれだと世間で思われている顔に合わせて行動する傾向があります。
二重になると、性格も、行動も活発になる傾向があります。これはかなり重要なことで、整形した場合、性格も大きく変化します。整形した結果、外面的には、いわゆる美人になりますが。水野南北も言うとおり、自分が美人であると自覚した場合、それにより高慢になったりして性格が悪いほうへ変化し、その結果、人間関係を悪くし、不幸な結果になることがあります。
目の中の瞳孔部分、いわゆる黒目は、好きなものを見たときに大きく広がり、いやなものを見たとき、縮小するそうです。恋をしているときには相手に対した時、当然瞳孔は大きくなります。同じ女性の写真で、瞳孔(黒目)を大きくした写真と小さい写真とを見せてどちらの方に魅力を感じたかと尋ねる実験をしたところ、圧倒的に、瞳孔の大きい人を魅力的と答えたそうです。恋をしている女性は美しくなると言いますが、そういう根拠もあると言えそうです。
健康状態
を見るには、目の周辺をみれば、すぐわかります。徹夜をしたり、無理をすると、眼がくぼみ、まぶたが黒ずんできます。これは誰でも経験していることだと思います。ひどく疲れると血液の循環も悪くなり、老廃物もたまってきます。又栄養状態が悪くなっているときにも生じます。眼の黒目の部分が曇りが生じたときにも疲労や病気にかかっている状態です。 また、白眼には身体の異常がすぐ表れてきます。黄疸になれば、白眼が黄色になります。異常に興奮して血圧が上昇しているときには、白目の中に、赤い筋がはいることがあります。内出血しているわけで、このような状態は昔は剣難の相であると言いました。今は剣難はないでしょうが、いろいろな障害がおきる兆候ですから気をつけたほうがいいのです。
私も、その出血が左目の眼球内で起きました。眼底出血を以前起こしましてからもう5年くらいたちます。左目で、新聞を見ていると、見えない部分がところどころに出てくるのです。まだ乾いていない字に水をかけて字が流れた状態です。窓をみると、長方形ではなく、上がすぼまった形にみえました。これはだいぶ治ってきましたが。今でも本をみるときには左目を閉じて、正常な右目だけでみる傾向があるので、右の近視は進み、使わない左目は近視が改善されて、眼鏡を買いなおさなければなりませんでした。今でもパソコンの画面を見ていると左目が見にくく、目と頭が疲れます。
東洋人相術では、
目と目の間が水平で、間隔が適当なものがよいとされています。
いわゆる切れ長の目は、注意力あり頭がよいとされています。
眼と眼の間隔が狭いものは、理想主義的、せっかちで攻撃的、集中力があるとされています。
広い人は現実主義的で、順応的なおかつのんびりした性格であるとされています。だいたいは平均的な目なのですが、かなり特徴が強い場合には、自分がそうなりやすいと思って気をつける必要があります。
目の中で、黒目が上のほうにあり、白目が下に見えるものを三白眼と言います。そういう人は、野心家であり、負けず嫌い、神秘的な傾向があります。昔の武将の肖像や、スポーツマンなどによく三白眼が現れています。
すべての人相術がそうですが、いわゆる悪い相だと言われていても、そうなりやすいのだなと、自覚して気をつけてバランスをとればいいのです。また水野南北は、食べ物を節制することと隠徳を積むことにより、凶相から吉相へ人相を変えることができると言っています。まったくその通りだと思います。
★水野南北については、「こういちの人間学」ブログにくわしく書いてありますのでご覧ください。 <p<></p<>
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